パナソニック、見積もり時間を大幅短縮する新機能を発表

パナソニックハウジングソリューションズが新機能を導入

2025年3月25日より、パナソニックハウジングソリューションズ株式会社は、同社の「Webハウズ間取り図積算システム」に新機能「標準仕様呼出し機能」を追加することを発表しました。この新機能は、住宅会社ごとの標準仕様を一括で選定できる仕組みを提供し、見積もり作成時間を大幅に削減することが期待されています。

背景と業務効率化の重要性

建築業界は2024年から時間外労働の上限規制が導入され、従来以上に業務効率が求められています。そのため、見積もりプロセスにおける手作業の削減が不可欠です。見積もり作成は、部屋の大きさや形状に応じて必要な部材の数量を算出し、その後仕様を選定して金額を決定するという工程を経ます。

これまで当社は、見積もりプロセスにおける「必要数量の拾い出し」を自動化し、業務の省力化に貢献してきました。新たな「標準仕様呼出し機能」は、この流れをさらに進化させ、見積もりの作成時間を従来の約3分の1に短縮することが可能となります。

新機能の特長と利点

1. 仕様選定の簡略化

「標準仕様呼出し機能」は、事前にパッケージ登録した仕様を呼び出すだけで、見積もりの仕様選定を簡単に行えることが特長です。これにより、迅速な業務遂行が可能になります。

2. AI積算による効率化

業界唯一のAI積算技術を併用することで、見積もり作成時間をさらに短縮。従来の手法に比べ、大幅な時間削減が実現可能です。最新技術を活用することで、より高精度な見積もりが提供できるようになります。

3. 打ち合わせ資料の自動生成

顧客との打ち合わせの効率化も図れる点が魅力です。製品図面、間取り図、提案ボード、間配り表などの資料を自動生成し、準備の手間を大幅に軽減します。

今後の取り組み

パナソニックハウジングソリューションズは、持続的な社会の実現に向け、業務効率の改善を促進し続けます。新機能の導入によって、顧客とパートナーにとっても、業務がより円滑に進むことが期待されます。

新しい「標準仕様呼出し機能」が、住宅業界におけるビジネスの効率化に寄与することを楽しみにしています。業界全体の働き方が変革される中で、テクノロジーの活用がますます重要になってくるでしょう。