2024年のGX検定ベーシックで687名が脱炭素アドバイザー資格を取得

2024年第4回GX検定の結果

2024年8月5日から8月29日までの期間に開催された「2024年第4回GX検定ベーシック」の合格者が発表され、合計687名が環境省認定の脱炭素アドバイザーベーシック資格を取得しました。受験者数は1,275名で、合格率は53.88%となりました。

合格者の傾向

初回の2023年第1回からの累計では、過去3,414名が受験し、2,377名が合格する結果となっています。このことから、GX検定は年々受験者が増加していることがわかります。

特に注目すべき点は、受験者の業種に関するデータです。金融業、保険業、電気・ガス・熱供給・水道業、製造業、情報通信業が上位を占めています。また、管理職と一般職を比較すると、製造業からの管理職の受験者が最も多く、金融業や保険業からの一般職が多かったことが明らかになりました。

GX検定の広がり

第4回の実施では、受験者数が前回に比べ約2.5倍に増加し、これはGX検定が企業や個人にとって注目され始めた証拠と言えるでしょう。合格者は「環境省認定制度脱炭素アドバイザーベーシック」を名乗れるため、ビジネスシーンでの価値が高まっています。これを受け、パーソル株式会社の転職サービス「doda」ではGX検定を保有資格として選択できるようになり、今後の転職市場でも注目されています。

スキルアップGreenの取り組み

株式会社スキルアップNeXtが展開する「スキルアップGreen」では、GXやSXに関連する人材育成プログラムを提供しています。このプログラムは、入門から実践までをカバーするカリキュラムが特長であり、企業のGXや持続可能な経営を支援しています。

GX検定は「脱炭素アドバイザーベーシック」や「アドバンスト」など、さまざまなレベルの資格を認定しており、教育機関や企業のニーズに応じたプログラムが整っています。さらに、経済産業省が主導するGXリーグの中では「GXスキル標準」が策定されており、GX人材の養成に貢献しています。