インド人学生インターンシップ受入れの新たな挑戦と可能性
2025年2月28日、特定非営利活動法人アイセック・ジャパンとIndobox株式会社が共同で「日印研修生交換事業」に関連するセミナーを開催します。このセミナーは、次世代のグローバルリーダーを育成し、日本企業におけるインド人材の活用を促進することを目的としています。
企画の背景
近年、インドは豊富な人材と市場の可能性を抱え、世界的に注目されています。しかし、日本からインドへの留学生は約700名、逆にインドから日本への留学生は約1,800名と、人的交流は依然として限られた状態です。この状況を打破し、多様なバックグラウンドを持つ日印の若者たちが相互に文化を理解し、途切れがちな信頼関係を築くための一歩として、今回の事業が位置づけられています。このプロジェクトを通じて、インドからの学生を日本企業に受け入れることで、彼らの技能を最大限に活用し、日本企業のインド進出を後押しします。
セミナーの詳細
セミナーは、上智大学四ツ谷キャンパスで15時から開催され、参加者にはインドの学生との個別相談会も提供されます。参加は無料で、事前に申し込む必要があります。プログラムには、代表取締役の丹治大佑氏による講演やパネルディスカッションが含まれ、参加者同士の意見交換が期待されます。
プログラム内容
1.
講演: 『可能性を広げるインド人材活用』
- 登壇者: Indobox株式会社 代表取締役 丹治 大佑
2.
パネルディスカッション: 『日本人・インド人が協働するには?』
- 専務理事森本大貴、インド人社会人、インド人留学生らが参加。
3.
事業についての説明:
- アイセック・ジャパンから日印研修生交換事業の詳細が説明されます。
4.
Q&Aセッション
5.
個別相談会:
- 希望者に向けた交流の場。
日印研修生交換事業の概要
本事業は、インド人学生を対象に日本企業でのインターンシップを受け入れることを通じ、日本とインドの若者同士の人的交流を促進します。インターンシップは2025年12月から始まり、約100名のインド人学生を受け入れる予定です。研修内容は、業界や企業についての理解を深め、その後実務体験を通じて日本の文化とビジネス環境を学ぶことを目指します。
受け入れ企業は、特にインド人材の活用シナリオを描くことで、国際的な視点を持った社員の育成を目指しています。研修生は、日本の文化や年末年始のトラディションに触れる期間も設けられ、彼らの日本での生活をより豊かにする工夫がされています。
まとめ
アイセック・ジャパンとIndobox株式会社の取り組みは、日印間の交流を深め、新たな価値を創造する可能性を秘めています。今後、このようなプログラムを通じて、インド人学生が日本で得た経験をもとに、双方の国において互いの文化やビジネスの理解を促進していくことが期待されます。インド人材の活用を進めることで、日本企業の国際化が進むことを願っています。