DHA・EPAの認知度
2017-02-16 15:00:06
DHA・EPAに関する認知度調査から見える日本人の勘違いとは
最近、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)に関する正しい知識が求められています。これらの成分は、脳の働きや心臓の健康、さらには認知症予防に寄与するとされ、日常生活に取り入れるべき栄養素です。特に「Every DHA推進委員会」は、これらの成分を日常の食事から楽に摂取する新しいライフスタイルの提案を目指しています。百万近くの調査を基にした日本人のDHA・EPAに対する認知度の調査結果が最近発表され、驚くべき事実が浮かび上がりました。
この調査では、全国20~69歳の男女2,063名を対象に、DHA・EPAに関する認知度や摂取状況を調査しました。その結果、日本人の多くがこれらの成分の摂取についてさまざまな誤解を持っていることが明らかになりました。特にDHAの名称認知率はなんと84.3%と非常に高い一方で、EPAの認知率は49.5%と、半数に満たないという結果が出ました。このことは、いまだ多くの人がEPAについてほとんど知らないことを示しています。
興味深いことに、16%の人はDHA・EPAが納豆や鶏肉、他の食品からも充分に摂取できると誤解しているとされています。確かに、多くの食品に豊富に含まれる成分ですが、魚を中心とした摂取が重要です。また、DHA・EPAは即効性があると期待している人も多く、特に子どもに関しては「大切な試験やプレゼンの前に摂取させたい」と考えている家庭が多いですが、実際には効果を得るには継続的な摂取が必要です。
調査によると、DHAの認知されている効果の中では「血液をサラサラにする」という効果が最も多く上がり、その後「記憶力や集中力の向上」という意見が続きました。また、EPAも同様に「血液をサラサラにする」という効果が高く認知されています。不过、年齢によって認知されている内容が異なることも明らかになっており、たとえば50代以上では「血液サラサラ」が注目されていますが、若い世代では「頭が良くなる」というイメージが強いことが分かりました。
加えて、「Every DHA推進委員会」としては、DHA・EPAを含む食品がもっと広まることを願っており、新しい安定化素材「安定化DHA・EPA」を開発した不二製油に依存しています。この研究は、これらの重要な成分をよりアクセスしやすくするためのものであり、今後の健康志向が高まる社会において重要な役割を果たすことが期待されています。
DHA・EPAの重要性を正しく理解し、生活習慣病や心疾患、認知症予防に向けた適切な摂取を心掛けていくことが必要です。今回の調査からは、まだまだ改善すべき点が多いことが分かりますが、正しい知識を持ち、B食を楽しみながら健康を維持するライフスタイルを育むことが求められています。健康は一日にして成らず、DHA・EPAをしっかりと取り入れた生活を目指しましょう。
会社情報
- 会社名
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不二製油株式会社
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- 大阪府泉佐野市住吉町1番地
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