2024年度じゃらんアワード東北ブロックの発表
株式会社リクルートが運営する旅行情報サービス『じゃらんnet』は、2024年度の東北ブロックにおいて顕著な実績を挙げた宿泊施設を表彰する「じゃらんアワード2024」を発表しました。このアワードは、2012年から宿泊施設や地域の魅力を発信するために実施されており、今年で12回目を迎えます。
じゃらんアワードの目的と意義
「じゃらんアワード」は、宿泊施設や地域の取り組みを評価し、それを広く知ってもらうことを目的としています。この表彰は、旅行業界の発展に寄与するだけでなく、宿泊客にとっても価値ある情報を提供します。アワードの内容には、売上が上位の宿泊施設や口コミで評価が高い施設が選ばれます。
受賞カテゴリの紹介
2024年度の受賞施設は、次の大賞カテゴリに基づいて選定されます。
売れた宿大賞
利用者からの予約が多い宿泊施設に贈られます。
泊まってよかった宿大賞
総合的な口コミ評価が上位の宿泊施設が受賞。
食事に特化した大賞
朝食や夕食における評価が高い宿泊施設にも特別な賞があります。
接客・サービス大賞
お客様への接客やサービスが優れた宿泊施設が対象です。
地域貢献大賞
地域の特色を活かして魅力的な取り組みを行った宿泊施設に贈られます。
受賞宿泊施設の取り組み
いなわしろプロジェクト(福島県猪苗代町)
猪苗代町の「いなわしろプロジェクト」は、宿泊施設同士や地域事業者との連携を強化することを目指しました。観光DXを進めるために、宿泊施設の魅力を高める取り組みとしてLINE活用や共通コンセプト「水の国いなわしろ」に基づいたブランディングが評価されました。観光協会が発行する宿泊クーポンも特徴的です。
旅館大沼(宮城県大崎市)
旅館大沼の独自プラン「サウナの次の整い体験?! 6つの内湯で湯めぐり」は、温泉本来の価値である「湯治」を現代に合わせて再提案しました。このプランは、腸活に注目したトレンドを取り入れながら新たな顧客層の開拓に貢献しています。リピーターの増加もこのプランによって実現されています。
まとめ
じゃらんアワード2024の結果は、宿泊業界の新しいトレンドを反映しており、地域の魅力を活かした多くの努力が顕在化しています。受賞施設の活動は、今後の観光業界の発展に向けた重要な一歩となることでしょう。宿泊客にとっても魅力的な選択肢が広がることを期待しています。