新たな挑戦、groundsの中国進出
フットウェアブランド「grounds」が、2026年7月から中国本土市場に参入することが発表され、業界の注目を集めています。この新しい一歩は、実店舗とオンラインでの運営を分ける独自のビジネスモデルに支えられています。株式会社FOOLSが展開する「grounds」は、これまで国内外での展開を進めてきましたが、同社の代表取締役である金丸拓矢氏は中国市場における新たな戦略について、強い期待感を示しています。
実店舗展開の特徴
中国本土の実店舗展開においては、伊藤忠商事グループとの協業が鍵となります。同グループとの共同出店を通じて、ブランド名「leap gravity grounds」として豊かなフットウェアプロダクトを披露します。初回のイベントとして2026年7月には深圳市の万象天地(Mixc World)にてPOP-UPを開催。その後、同年秋には常設店の開店も予定されています。この場所の選定は、深圳が独創的なデザインに敏感な若い世代が集まる都市であることに基づいています。
POP-UPの詳細
POP-UPイベントは2か月間にわたって開催され、1階は店舗として、2階にはインスタレーションとして構成されます。店舗ではgroundsの世界観が体現されたフットウェアが展開され、2階には20点のフットウェアとその着用映像が展示されます。特に、薄暗い空間で整然と並ぶモニターは、訪れた人々を現実から切り離した特別な体験へと導く装置として機能します。
ハイブリッドモデルの利点
「grounds」では、未来のファッションブランドのあり方を考え、顧客との直接的なつながりを重視しています。実店舗は伊藤忠商事の支援を受けて運営される一方で、オンラインストアは自社で運営されます。このような分業体制により、ブランドの世界観を実店舗で体験しつつ、オンラインで顧客とのリレーションを築くことが可能になります。
地元文化を理解する重要性
中国市場においては、地元の流通や文化、規制により細やかに計画を立てています。FOOLSのオンラインストア「Tmall Global grounds 海外旗艦店」は、現地の顧客に直接アプローチし、文化を理解するための重要なフィールドとなります。
世界展開に向けた戦略
groundsは「海外展開」という概念を使わず、都市ごとの最適な戦略を立てています。これまでにも、香港、台北、ソウルでのPOP-UPを重ねており、現地法人を設立して直接運営しています。各都市での最適な進出方法は異なりますが、いずれもスピード、深度、学びを重視しています。中国のようにパートナーと組むケースと、自社で完結する都市ごとに、それぞれの戦略を設定しています。
今後の見通し
今回の中国進出により、groundsは長期的に展開を試みるための基盤を築くとともに、他の東南アジアの都市への拡大を視野に入れています。FOOLSは、2019年に設立され、革新的なファッションブランドとして成長を続け、現在では世界22カ国・145店舗に展開しています。この挑戦が、さらに多くの顧客に愛されるブランドへと発展することが期待されています。