2025年に開催される日本国際博覧会、いわゆる大阪・関西万博に向けて、中田食品株式会社が新たな挑戦を発表しました。
和歌山県田辺市に本社を構えるこの企業は、万博期間中の8月25日から9月7日まで、一般社団法人 大阪外食産業協会が運営する「宴~UTAGE~」のパビリオンに出展することが決定しました。
「梅が世界をつなぐ」
中田食品の出店では、梅という日本の伝統的な食材を活かした数々の料理が並びます。そのコンセプトは「梅が世界をつなぐ!?日本伝統のスーパーフード『梅』が世界の麺に新たな魅力をプラス!」。来場者には、梅と麺の意外なコラボレーションを体験してもらうことを目指しています。
こだわりの店舗名『うめん』
店名は「梅」と「麺」を組み合わせた造語『うめん』。これにより、お客さんたちに驚きと新たな発見を提供することを狙っています。この独創的なアイデアは、多くの訪問者を引き寄せること間違いなしです。
魅力あふれる販売メニュー
お店のメニューには、梅を基にしたさまざまな麺料理とスイーツが登場します。以下がその主なラインナップです。
冷やし梅クリームうどん
伝統的な「うどん」が、新しいスタイルで生まれ変わりました。この冷やし梅クリームうどんは、梅風味の出汁に生クリームを絡めた一皿。ピリ辛の辛子梅が加わり、さっぱりとした風味と濃厚感が絶妙なバランスを生み出しています。冷たい夏にぴったりな一品として、彩り豊かに盛り付けられています。
梅ピーナッツ担々麺
次に、梅ピーナッツ担々麺は、中華の要素を取り入れています。ピリ辛の肉味噌に梅肉、香ばしいピーナッツソースが絡み合い、食欲を引き立てます。梅のまろやかさが引き出され、新感覚の味わいが楽しめる一皿です。
梅とトマトのパスタ
続いて、梅とトマトのパスタは、トマトソースに梅肉を混ぜ合わせた爽やかな味のパスタです。ジューシーな鶏肉や玉ねぎが加わり、フレッシュバジルが香りを引き立てます。シンプルながらも深い味わいが楽しめる、印象に残る料理です。
完熟梅のパフェ
最後に、完熟梅のパフェは、和と洋が見事に融合したスイーツ。梅ピューレゼリーや杏仁豆腐、生クリームとアイスクリーム、さらにアーモンドやグラノーラで食感が楽しめます。白餡や白玉、カステラと梅ピューレソースが絶妙に絡み合い、特別感あふれる一品と仕上がっています。
中田食品の歴史と展望
中田食品株式会社は、1897年に創業された老舗企業で、梅干しや梅酒などの製造・販売を手掛けています。社長の中田吉昭氏は、伝統的な日本の味を世界に発信し、新しい食文化を創造することを目指しています。
この万博での出展により、中田食品は国内外の観客に向けて日本の食文化、特に梅の魅力を広める貴重な機会を得ました。今後も多くの人々に喜んでもらえるよう、革新を続けていく姿勢に期待が寄せられます。成功に向けた努力が実を結ぶことを願うばかりです。