アーキテクト・ディベロッパーの挑戦
不動産関連事業で3800棟以上のアパートやマンションなどの建設を行っている株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)。同社は最近、消防点検業務のデジタル化を推進する中で、株式会社スマテン(スマテン)による「スマテンBASE」を導入しました。この取り組みは、法令点検の効率を大幅に向上させるものとなっています。
導入の背景
スマテンとの出会いは、長年の自社点検業務を行っていたADIが、管理する物件数の増加に伴い、外部業者への委託を検討していた際でした。点検要員として約5年半現場に出ていた担当者は、業者選定の過程でスマテンに興味を抱き、問い合わせを行いました。
その際、スマテンの営業担当者との会話から、全国対応で価格帯にも配慮した提案を受け、多くの物件を一元管理できるシステムによる取引を試験的に開始しました。
スマテンBASEの魅力
導入の決め手となったのは、スマテンBASEの独自のシステムです。アプリを開くだけで、各物件の点検状況がリアルタイムで確認でき、報告書もWeb上で簡単に探せるため、業務負担が軽減されました。また、報告書のペーパーレス化も実現し、環境にも配慮した運営が可能となりました。さらに、重要な点として、レスポンスの速さが挙げられます。チャット機能を活用することで、必要なときにすぐに連絡が取れるため、利便性が向上しています。
他社と比較しても、スマテンは見積もりから修繕対応までを総合的に提供し、費用対効果が極めて優れていると感じたというのが水口様の言葉です。このような包括的な対応が、アーキテクト・ディベロッパーに大きなメリットをもたらしました。
導入後の期待
新システムによって、物件リストから必要な情報を迅速に見つけられるようになることが期待されています。点検日に入居者からの問い合わせにも即座に対応できるよう、点検者の所在地が確認できる機能も備えています。今後、スマテンがユーザーからの意見をもとにアップデートを続けることにも大きな期待が寄せられています。
今後の展望
スマテンとの関係について、水口様は「適度な距離感でオープンなコミュニケーションが取れている」と述べています。ADI側の要望に対する真摯な対応を通じて、新しい提案が受けられており、信頼できるビジネスパートナーとしての関係を築いていく意向を示しました。また、アナログな部分が残る消防業界において、スマテンは最先端の取り組みで不便を解消し続けることが期待されています。
スマテンBASEの特徴
「スマテンBASE」は、全国規模での法令点検に対応しており、施設管理に関する相談も受け付けています。多重下請け構造を排除し、建物管理者と点検者を直接つなぐことでコスト削減を実現しています。また、導入コストやランニングコストが発生しないため、多くの企業から高評価を得ています。
アーキテクト・ディベロッパーによるスマテンBASEの導入は、消防点検業務の未来を開く重要な一歩と言えるでしょう。今後のさらなる進化に注目が集まります。