愛知から画期的な高齢者見守りGPSインソールが誕生！クラファン成功

愛知から誕生したインソール型GPS「イル！」

愛知県一宮市に本社を置く株式会社イルが、認知症などによる徘徊を防ぐための革新的なインソール型GPSデバイス「イル！」の開発を進めています。最近、同社が募集していたクラウドファンディングが2024年12月24日をもって、目標額の100％を達成しました。この成功は、今後の量産に向けた重要な資金調達となります。

クラウドファンディングの背景

株式会社イルは、2024年11月27日から12月31日の期間に、READYFORでクラウドファンディングを実施しました。本プロジェクトの目的は、多くの高齢者やその介護者が安心できる社会を実現するために、高齢者見守り用の靴の中敷きにGPS機能を組み合わせた画期的な製品を作ることでした。高齢者人口の増加とともに、認知症の方々が抱える課題も深刻化しています。このインソールは、特に徘徊や急な事故に対して有効なソリューションを提供します。

インソール型GPS「イル！」の特長

「イル！」は、認知症による行動の変化を見越したデバイスで、徘徊が発生した際や緊急事態において速やかに家族や介護者に位置情報を通知します。この仕組みがあることで、徘徊を恐れずに安心して活動することが可能になり、高齢者の生活の質を向上させることが期待されています。また、会社は製品販売のみならず、介護業界のさらなる発展に寄与することを目指しています。

未来の取り組み

株式会社イルでは、今後の製品ローンチや事業拡大に向けて、協業や賛同を得られる企業や個人を募集しています。この新たな試みを通じて、より多くの方に「イル！」を知っていただき、利用してもらうことを目指しています。

さらに、株式会社イルは高齢者向けの見守りサービスの開発だけでなく、地元の子どもたちに向けたSteam教育事業「桃花Lab」も始めており、教育分野への展開も計画しています。これによって、地域に根差した企業として、社会全体への貢献を果たすことを目指しています。