港区が開設する「港区メタバース総合支所」とは
東京都港区では、2025年3月より大日本印刷株式会社(DNP)の提供する「メタバース役所」を活用した「港区メタバース総合支所」を開設することが発表されました。この取り組みは、自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための一環として位置づけられており、区民の来庁負担を軽減し、行政サービスの効率化を図ることを目指しています。
1. メタバース役所の導入背景
DNPは2021年から、現実と仮想空間を行き来できる新しい体験を提供する「XRコミュニケーション®」事業を始め、2024年には自治体の行政サービスを支える「メタバース役所」を展開しています。港区では、全ての区民が快適に生活できるよう、人にやさしいデジタル化を進めています。これにより、安全で安心なメタバース空間が誕生し、区民のニーズに応えたサービスが展開されるのです。
2. 港区メタバース総合支所の特徴
「港区メタバース総合支所」には以下の特長があります:
安全で便利な相談・申請エリア
このバーチャル空間は高いセキュリティ基準を満たしており、問い合わせ、相談業務、行政手続きなどを行いやすく設計されています。来庁が難しい区民も、自宅にいながら必要なサービスにアクセスできるため、利便性が大幅に向上します。また、株式会社DNPコアライズがオンライン申請入力支援を行い、よりスムーズな手続きが可能となります。
港区の名所を再現したオリジナル空間
このメタバースには、港区のアイコンである東京タワーやレインボーブリッジ、さらに港区の木であるハナミズキなどが設置されています。これにより、ユニークで親しみやすい空間が演出され、利用者の期待感を高めています。
多様な情報発信機能
「港区メタバース総合支所」では、区域の広報や施策に関する情報を発信するスペースも用意されています。これにより、区民に対しての透明性と情報アクセスが改善され、地域への関与が促進されることが期待されています。
3. 今後の発展との展望
DNPは、「行かなくてもいい区役所」の理念を実現するため、機能の拡充に努め、区民が安心して利用できるサービスを提供していく考えです。また、この取り組みは、区民のみならず、多くの利用者にとっても快適な未来の一部となることでしょう。
4. 開庁情報
「港区メタバース総合支所」は年中無休で運営され、オンライン申請支援サービスは2025年3月1日から利用可能となります。
入室は簡単で、以下のURLからアクセスできます:
港区メタバース総合支所の入室はこちら
この新しい取り組みは、東京都港区をより便利で住みやすい場所にするための第一歩です。今後の展開にますます注目です。