鹿沼グループ、ゴルフ場予約で新たなポイント制度を導入

鹿沼グループ、ゴルフ場予約システムにポイント制度を導入

栃木県に拠点を置く鹿沼グループは、108ホールのゴルフ場を運営する企業として、2025年1月から独自のWEB予約システムにポイント制度を新たに開始します。この取り組みは、来場者にさらなる利便性を提供することで、「また来たい」と思ってもらえるゴルフ場を目指す一環です。

DX化による新たなサービス提供

鹿沼グループは、2021年からデジタルトランスフォーメーション（DX）を積極的に推進しています。これにより、LINEと自社予約システムを結びつけ、スムーズなセルフチェックインやチェックアウトを可能にしました。現在、会員数は26,000名を超え、予約時のWEB利用率やチェックインのセルフ利用率も高まっています。特にセルフチェックアウトの利用率は90％を超えており、顧客の利便性が大幅に向上しています。

新制度の詳細

このポイント制度では、2025年1月から予約を行った時に、予約の代表者に対して100ポイントが付与されます。このポイントは次回、再度自社WEBからの予約時に利用可能となります。これにより、顧客は直接的な利益を享受しながら、より便利にゴルフを楽しめる環境が整います。

進化するゴルフ場体験

鹿沼グループは、顧客の経験を重視し、新たなマーケティング戦略の一環としてデジタルマーケティングプロジェクトも立ち上げました。SNSやLINEを活用し、ターゲットに合わせた情報配信を行うことで、顧客とのコミュニケーションを強化しています。さらに、データの可視化や分析を通じて、潜在的なニーズを把握し、顧客満足度の向上に向けた施策を展開しています。

ゴルフ業界におけるDXの重要性

日本のゴルフ業界では、プレイヤーの年齢層が高くアナログな手続きが多いため、業界全体でのデジタル化が求められている現状があります。鹿沼グループは、この変化に対応すべく、DX導入を通じて業務の効率化を進め、従業員がより多くの時間を顧客サービスに充てられるよう取り組んでいます。

経営理念と未来へ

鹿沼グループの代表取締役社長、福島範治氏は、「また来たいと思ってもらえるゴルフ場の実現」を目指し、業務の効率化だけでなく、顧客一人一人に最適なサービスの提供を重視しています。新たなポイント制度の導入により、パーソナライズされた体験を提供することで、地域社会や顧客、スタッフとの関係をより豊かにしていく考えです。