高級魚アマダイの魅力を子どもたちの手で発信
山口県萩市の海を舞台に、高級魚であるアマダイが新たな形で私たちの食卓に届こうとしています。この度、一般社団法人「海と日本プロジェクト in やまぐち」が地元漁業協同組合「JF江崎フレッシュかあちゃん」とタッグを組み、地元の小学生のアイデアから生まれた「アマダイの干物 切り身Ver.」の販売が決定しました。
このプロジェクトは、次世代の子どもたちが海の大切さを学ぶための海洋体験イベント「アマダイを調べ隊」からスタートしました。2024年の夏、山口県の小学5・6年生24人がアマダイを通じて海の変化について学び、その成果をもとにコラボ商品を考案しました。
海洋体験で得た学び
イベントでは、気候変動や海洋環境の変化がもたらす影響を理解することができました。隊員たちは、豊かな海を次の世代に残すための啓発活動を行う決意を新たにし、アマダイの重要性と資源の保護について考えるきっかけとなりました。そこで出てきたアイデアの一つが、手軽にアマダイを楽しめるようにするための干物製品への提案でした。
高級魚のアマダイは一匹丸ごと買うと高価ですが、切り身にすることでより手ごろなお値段で提供することが可能です。これにより、より多くの人々にアマダイの魅力を届けることができるのです。
商品概要
「アマダイの干物切り身Ver.」は、2024年11月に発売予定で、価格は500円(税込)です。消費期限は製造日より1か月ですが、冷蔵保存が必要です。販売場所は「海鮮村北長門」を含む萩市および長門市内となっています。なお、商品のパッケージには隊員たちの活動が紹介されたリーフレットも同梱され、購入者は地域の海洋環境についても学ぶことができます。
子どもたちの思いを形に
このプロジェクトは、ただの商品の販売にとどまらず、参加した児童たちの学びを社会に広める大切な意味も持っています。彼らは海の大切さを理解し、その思いを多くの人々に伝えることが重要だと考えています。この活動は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環でもあり、次世代へとつながる海の環境保護の意識を育てることを目指しています。
今後、地域の皆さんや観光客が「アマダイの干物」を通じて、海の魅力や環境問題について関心を持ってくれれば嬉しい限りです。
まとめ
「アマダイの干物 切り身Ver.」という新しい商品は、子どもたちの努力の結晶であり、地元の漁業を支える取り組みでもあります。ぜひ販売開始に向けて、期待を寄せてください。地域が一丸となり、海の環境を守るための意識を共有できることを願っています。