障がい者向けeスポーツ
2025-02-05 10:03:31

視覚障がい者向けeスポーツ体験イベントの開催による新たな可能性

視覚障がい者向けeスポーツ体験イベントが実施!



阪南大学(大阪府松原市)では、次世代教育や地域社会への貢献を目的に、さまざまなeスポーツイベントを展開してきました。最近では視覚障がい者を対象にした特別な体験会を計画しており、学生たちが運営を担当します。この取り組みは、障がいの有無を問わず、すべての人にeスポーツの楽しさを伝えることを狙いとしています。

視覚障がい者向けの特別なイベント


本イベントでは、大人気の格闘ゲーム『ストリートファイター6』を使用します。このゲームには「サウンドアクセシビリティ機能」が搭載されており、視覚に頼らず、音を頼りに敵の位置を把握することが可能です。音を利用してプレイヤー同士の距離や動きを理解することで、視覚障がい者でも楽しむことができるゲーム体験を提供します。

当日は約20名の視覚障がい者が参加予定で、彼らに新たなeスポーツの魅力を伝え、可能性を広げることを期待しています。

eスポーツについての学び


体験会の詳細としては、まず、阪南大学内でアクセシビリティに関連する講演が行われ、筑波技術大学の教授や助教が登壇します。現在、視覚障がい者として活動している松尾政輝さんは、eスポーツプレイヤーとしても活躍中です。

イベントの参加者は、実際に『ストリートファイター6』のサウンドアクセシビリティ機能を体感し、攻撃動作の発動条件や音の方向性を利用して敵の位置を把握する方法を学びます。

未来への展望


本イベントの役割は、視覚障がい者だけでなく、学生たちに対しても重要な教育となります。彼らはこの体験を通じて、様々なバックグラウンドを持つ人々と触れ合う機会を得ることで、インクルーシブ社会の理解を深めることが期待されています。

主催者のひとりである阪南大学の末田教授は、テクノロジーを利用したインクルーシブな環境整備を求める中で、eスポーツを通じて新たな教育機会を提供することが重要だと考えています。

今後、eスポーツ教育の広がりと共に、多様性を理解し、他者との共生を学ぶための環境を整えていくことが目指されており、さまざまな活動が予定されています。視覚障がい者の方々にとって、eスポーツは楽しむだけでなく、新しい可能性を見つける場にもなることでしょう。

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