宮本亞門がひきこもりの声を映像で伝えるバーチャル展覧会が開幕

宮本亞門が贈る「ひきこもりVOICE STATION」バーチャル展

2025年に向けた重要な広報プロジェクト「ひきこもりVOICE STATION 2025」が展開する中、8月1日（金）からオープンしたオンライン展覧会「バーチャル！『‟HIKIKOMORI” ANYONE？他人事じゃないかも展』」が注目を集めています。このプロジェクトは、厚生労働省と連携し、ひきこもりを経験した方々やその家族の思いを、映像や音楽、アートといった様々な形式で表現した作品を展示しています。

ひきこもり当事者の声をアートに

全国で推計146万人に上るとされるひきこもり当事者の声を、さまざまなクリエイターが協力し、形にしています。代表的な作品には、演出家の宮本亞門氏が創り上げた「ひきこもり人生ドラマ朗読劇」があり、これはドキュメンタリー映像として展開されています。また、音楽クリエイターのヒャダイン氏が手掛けたボカロプロジェクト「カレンダー/ 七桁ラピ調r 」といった、音楽映像作品もあります。これらの作品は、ひきこもりの実情に触れる機会を提供し、誤解や偏見を解消する手助けをします。

展示会のオンライン体験

バーチャル空間には、宮本亞門さんを模したアバター「サイバーAMON」が登場。彼は来場者に対して、ひきこもりの声を理解し、広めていくことの重要性を訴えています。展覧会はオンラインでアクセス可能で、全国の誰もが参加できます。訪れることで、ひきこもりへの理解を深める一助となるでしょう。

展覧会の内容には、漫画家ひうらさとる氏の「とまった青春」や、現代美術家池平徹兵氏の「共鳴の宇宙」といった、さまざまなジャンルの作品も含まれています。今後も新しいコンテンツの追加が予定されています。

地域イベントの展開

バーチャル展のほかにも、「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」と題した地域イベントが実施されます。8月23日（土）には、神奈川県横浜市で特別なワークショップも行われ、宮本亞門さんがファシリテーターとして登場します。このイベントでは、参加者の体験談をもとに、普段あまり話題に上がらないひきこもりの問題にスポットを当て、理解を深め合う場を提供します。