創業90年のモータメーカーが生み出した新しいフードプロセッサー
2024年9月19日、福島県に本社を置く山本電気株式会社が、フードプロセッサー「Master Cut+」の一般販売を開始します。この製品は90年間培ってきたモータ技術と若手社員のアイデアが融合したもので、家庭でもプロフェッショナルな仕上がりを実現することを目指しています。
「Master Cut+」の発売背景と特色
山本電気は、ミシンモータの生産から始まり、家電製品の開発・製造を手掛けてきました。初代フードプロセッサー「Master Cut」は、業務用厨房での使用が評価されてきましたが、家庭での使い勝手に関しては課題が残っていました。この問題を解決するため、若手技術者の発案で新たな製品開発に着手。特に、回転制御のモード化により、初心者でも簡単にプロのような調理ができる可能性を秘めています。
新技術「スマートクックモード」
「Master Cut+」の最大の特徴は「スマートクックモード」です。食材別に最適な回転数を設定できるこのモードは、開発チームがプロの意見を吸収しながら300回以上の検証実験を経て実現しました。次のような多彩なモードを搭載しています。
- - 玉ねぎモード: 切りすぎを防ぎ、シャキシャキの食感を保ちます。
- - 氷モード: 固い氷をふんわりさせたり、冷凍フルーツでシャーベットを作成。
- - お魚モード: 食感を残しつつ、なめらかに仕上がります。
- - お肉モード: 固い肉も自由自在にミンチに。
- - ホイップモード: 短時間でふんわり泡立て。
- - マヨネーズモード: 無添加で新鮮なマヨネーズを簡単に作れます。
使い勝手を向上させる新機能
「Master Cut+」には、その他にも便利な機能が盛り込まれています。洗浄お助けモードでは、洗剤と水を入れてボタンを押すだけで予備洗いが可能。これにより、お手入れが格段にラクになります。また、無断階で速度調整が可能なスピードモードでは、毎分800回転から3,000回転まで調整でき、自分好みの仕上がりが実現。本体のワークボウルは、軽量で頑丈なステンレス製で、長寿命が期待されます。
販売目標と製品概要
山本電気は「Master Cut+」を年間で1万台の販売を目指しています。現在のところ、先行販売プロジェクト「Makuake」では2,700%を超える達成率を記録しており、非常に高い関心を集めています。
- - 商品名: YAMAMOTO Master Cut+
- - 型式: YE-MM24A-WH
- - 価格: 23,800円(税込)
- - カラー: ホワイト
- - サイズ: W210mm × H250mm × D160mm
- - 電源: 交流100V 50-60Hz、140W
山本電気の話
1934年に設立された山本電気は、90年の歴史を持つ企業であり、常に顧客のニーズに応え続けてきました。若い世代の社員も活躍し、今後も革新的な製品を市場に提供していくことを目指しています。時代のニーズに寄り添った開発が今後も期待されます。
さて、「Master Cut+」がどのような反響を呼ぶのか、その行方が非常に楽しみです。家庭での調理がより楽しく、便利になるアイテムとして、多くの方に利用されることを願っています。