建設業界の効率化を進める！新サービス「施工BIMビルダー」β版登場

施工BIMビルダーの誕生とその背景

建設業界では、国土交通省の方針に従い、BIM（Building Information Modeling）の導入が加速しています。しかし、現場での活用に関しては多くの課題が残っています。そこで、株式会社フォトラクションが新たに提供するサービス「施工BIMビルダー」が登場しました。このサービスは、AI技術と専門技術者による支援を通じて、施工現場でのBIM活用を推進し、業務効率化を図るものです。

サービスの具体的な内容

「施工BIMビルダー」は、BIMモデルの作成、施工図の作成から現場でのBIM活用支援までをトータルでサポートする革新的なサービスです。このサービスによって、従来の業務プロセスに比べて、月間コストを最大50%も削減することが可能となりました。この新たなサービスは、特に施工図作成に要する工数を大幅に減少させ、現場監督や設計担当者の負担を軽減します。

具体的な機能とメリット

1. BIMモデルの制作：提供された図面を基に、実作業で活用できるBIMモデルを制作します。
2. BIMモデルの保守・運用：施工状況や設計変更に応じたBIMモデルの常時更新を行います。
3. 施工図の作成および修正：必要に応じて、適切なタイミングで施工図の作成と修正を行います。
4. データの出力：数量算出表や検査帳票など、BIMモデルから抽出したデータを生成します。
5. マスター・ファミリ管理：進行中の工事に合わせて更新されるBIMデータを管理します。
6. ファイル管理：PDFやExcelなどの関連資料をクラウド上で整理・保存します。

このように「施工BIMビルダー」は、施工現場でのBIM活用を一手に支援する体制を整えています。

フォトラクションとパーソルテンプスタッフの協業

この取り組みは、フォトラクションと人材サービスを提供するパーソルテンプスタッフとの協業によって実現しました。パーソルグループのCVCであるパーソルベンチャーパートナーズからの投資も背景にあり、両社は建設DXを推進するための新たなサービスを共同で開発しています。

このサービスは現在β版として先行して提供されており、将来的にはさらに機能をアップデートし、正式リリースを予定しています。