住友林業がグッドデザイン賞受賞
2024-10-17 18:13:04

住友林業が2024年度グッドデザイン賞を三つ受賞!持続可能なデザインの未来

住友林業が2024年度グッドデザイン賞を三つ受賞



住友林業株式会社は、2024年度のグッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。受賞したのは、木質部材「突板パネリング75フラットJ」と、デザインと施工を手がけた戸建住宅「風景をきりとる壁のある家」など、合計3件です。これらの受賞は住友林業が持つ優れたデザイン力と、持続可能な木材の活用を示すものです。

受賞した作品の詳細



新たに受賞した作品について、それぞれの魅力を見ていきましょう。

突板パネリング75フラットJ



住友林業クレスト株式会社と共同開発した「突板パネリング75フラットJ」は、国産材を用いた住宅用の壁や天井仕上げ材です。このデザインは、約160mm幅のパネル中央に溝を施し、小幅の羽目板のような形状に仕上げられています。視覚的にも洗練された印象を与えるため、見切り材をできる限りスリム化し、そのディテールにこだわっています。使用される木材はタモ、ナラ、スギの3つで、それぞれ柔らかい木目と穏やかな色味が特徴。これにより、木の温もりに包まれた安らぎの空間が生まれます。

風景をきりとる壁のある家



続いて、「風景をきりとる壁のある家」は、自然に囲まれた別荘地に建てられた戸建住宅です。この住宅は、近隣との距離が近く音や視線が気になる環境の中でも、居住空間を快適に保つ設計がなされています。特に目を引くのは、開口部を限定することで、周囲の美しい風景を「切り取る」ことに成功した点です。このアプローチにより、静かで安心できる空間が実現されています。

グランフォレスト田園調布



第三の受賞作品である「グランフォレスト田園調布」は、JR西日本プロパティーズ株式会社と住友林業の子会社が共同開発した環境共生型の老人ホームです。この施設は、入居者が自然と共生し、健康で幸せな生活を送るための設計がされています。自然豊かな場所に位置し、生物多様性を考慮してデザインされているため、入居者が快適で活き活きとした日常を送ることが可能です。施工は住友林業グループのコーナン建設が手がけ、内装には木質床材が使用されています。

住友林業の今後の展望



住友林業グループは、持続可能な資源である木材の魅力を最大限に活かしたデザインを追求し続け、次世代へと繋がる快適な住空間を提案します。また、2030年を見据えた「Mission TREEING 2030」として、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及を通じて脱炭素社会の実現に寄与することを目指しています。

これからも住友林業は、ZEH(ゼロエネルギーハウス)、ZEB(ゼロエネルギービル)やネットゼロカーボンビルなど、環境に配慮した住宅や建物の普及を進めていくことでしょう。未来を見据えた持続可能なデザインの世界に期待が高まります。

グッドデザイン賞とは



1957年に創設されたグッドデザイン賞は、優れたデザインを顕彰し、国内外のデザインの展望を示すもので、毎年多くの企業が参加しています。758件の中から受賞作品を選出するこの賞は、デザインを通じて社会課題の解決や暮らしの質の向上を目指しています。今年度は5,773件が応募され、その中から1,579件が名誉ある賞を受賞しました。住友林業の作品も、その一部として選ばれたわけです。こうした取り組みが、社会全体におけるデザインの重要性を再確認させてくれることでしょう。


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