九州初の専門クリニックが赤ちゃんの健やかな成長をサポート！

九州初の専門クリニックが赤ちゃんの頭の健康を守る

2025年3月14日、福岡市中央区に「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」が開院します。これは、赤ちゃんの頭の形に特化したクリニックで、九州地方では初めての試みとなります。このクリニックは、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが開発した頭蓋矯正ヘルメット「Qurum Fit（クルムフィット）」を用いたヘルメット治療を提供します。

開院の背景と目的

近年、赤ちゃんの頭のゆがみに対する関心が高まり、適切な診断と治療の需要が増加しています。しかし、診断施設が不足しているため、本来手術を必要とする病的な頭蓋変形の赤ちゃんが適切な医療を受けられないリスクが指摘されています。この状況を改善するため、大学病院並みの医療を提供する「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」が設立されることになりました。

専門的な診断と治療体制

クリニックでは、九州大学の医師がサポートに入り、病的頭蓋変形と位置的頭蓋変形を適切に鑑別するための診療を行います。特に、病的頭蓋変形は適切な診断が遅れると赤ちゃんの成長に影響を及ぼす可能性があるため、専門医によるしっかりとした診察が必要です。また、ヘルメット治療は、まず小児科や小児脳神経外科において適切な健診を受けた上で、必要性が認められた場合にのみ選択されるべきです。

ヘルメット治療の重要性

「Qurum Fit」は、赤ちゃんの頭の形に合わせたオーダーメイドのヘルメットです。この治療は、生後3ヶ月から7ヶ月までの間に行うことが最も効果的です。クリニックでは、毎月の診察でヘルメット内部のインナークッションを調整し、頭の形状の変化に対応します。これにより、赤ちゃんに最適な治療を提供することが可能です。

家族への配慮

「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」は、これまでに12,000人以上の診療実績があり、5,000以上の赤ちゃんにヘルメット治療を提供してきました。クリニックでは、家族の意向を尊重しながら治療方針を決定し、安心して相談できる環境を整えています。また、「metto」と呼ばれるヘルメット治療支援アプリを利用することで、よりスムーズに治療を進めていける工夫も施されています。

九州地域への影響

クリニックの開院により、九州地方の赤ちゃんやその家族は、より近くで専門的な診断・治療を受けられるようになります。これまでは診療可能な施設が限られていたため、九州・山口・沖縄エリアに住む多くのご家庭にとって、非常に大きな価値を持つことになります。

専門医のコメント

医療法人社団の理事長である小室広昭先生は、「クリニックの使命は、赤ちゃんとその家族に寄り添うことです。科学的根拠に基づいた適切な治療を提供し、皆さまが安心して相談できるよう努めています」とコメントしています。これは、赤ちゃんの健やかな成長に必要な里親的なサポートを意味し、多くの家族が希望を持てることを示しています。

未来へ向けた展望

さらに、今回のクリニック開院に関して、ジャパン・メディカル・カンパニーの大野秀晃代表は、「我々は今後も、赤ちゃんの健やかな成長をサポートすべく、革新的な製品開発と医療サービス体制の向上に努めます」と抱負を述べました。福岡院の開設は、他地域の患者にも良い影響を与え、全国規模での診療体制の充実を目指していくそうです。

「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」は、赤ちゃんの頭の健康を守る新たな拠点として、地域の医療環境の向上に貢献していくことが期待されます。