日本初上演のミュージカル「プリティ・ウーマン」
2024年9月、映画『プリティ・ウーマン』のミュージカル版が待望の日本上陸を果たす。この作品は1990年に公開された大ヒット映画を基にしており、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが演じるエドワードとヴィヴィアンの恋物語が再び舞台で描かれる。
2018年の初演以来、ニューヨークのブロードウェイやロンドンのウエストエンドで多くの観客を魅了してきた本作。その脚本には、ハリウッド映画界で多くの作品を手掛けてきたJ.F.ロートンと、映画版の製作を担当したゲイリー・マーシャルが名を連ねている。さらに、音楽にはグラミー賞受賞アーティストのブライアン・アダムスが初めてミュージカルの楽曲を手がけ、この新たな試みに多くの期待が寄せられている。
ミュージカルの開幕に先立ち、東京・TOHOシネマズ立川立飛では映画『プリティ・ウーマン』の招待上映会が行われ、歌舞伎俳優の尾上右近がトークショーに登壇した。尾上は、映画版の魅力やミュージカル版の新しい側面について熱く語った。彼は「作品が公開されてから34年が経過しましたが、時代を超えて人とのつながりや関わりの重要性が描かれている点に、今の時代にも通じるものを感じます」と述べ、新たな視点からこの作品を楽しむことの素晴らしさを伝えた。
尾上は特に、映画でも印象的だったオペラ鑑賞のシーンに期待を寄せており、「どのように舞台上で表現するのか非常に楽しみです」と語った。また、ミュージカルならではの音楽の重要性にも触れ、「歌が物語を進めるため、名曲が生まれる予感があります」と話した。
最後に、尾上は「映画を観たことがある人も、観たことがない人も、ミュージカル版ならではの空気感を楽しめると思います。生の舞台ならではの貴重な体験をする機会ですので、期待が高まります」と述べ、観客への参加を呼びかけた。
このミュージカルは、2024年9月11日から16日まで東京・新国立劇場オペラハウスで、続いて9月18日から23日までTACHIKAWA STAGE GARDENで上演される予定だ。大阪での公演も10月に控えており、より多くのファンがこの愛の物語を楽しむことができる。
【公演情報】
- - 初演日程:2024年9月11日(水)〜9月16日(月)8回公演
- - 会場:新国立劇場 オペラパレス(京王新線「初台駅」直結)
- - 立川公演日程:2024年9月18日(水)〜9月23日(月)8回公演
- - 会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN(JR中央線立川駅)
- S席 16,000円
- A席 12,000円
- B席 9,000円
観劇を心待ちにしているファンにとって、これは新しい「プリティ・ウーマン」の魅力に触れる大きなチャンスとなるだろう。