アートで海洋ゴミ問題を考える展覧会「Plastic Coast」
環境問題に焦点を当てたアート作品を紹介するWORDS Galleryが、海洋ゴミをテーマにした展覧会「Exhibition #04『Plastic Coast』」を開催します。この展覧会は、2024年3月16日(土)から3月24日(日)まで、東京・渋谷にあるelephant STUDIOで実施されます。今回の展示は、オンラインを基盤としたWORDS Galleryと、渋谷のギャラリーWATOWA Galleryの協力によるものです。
展示概要
「Plastic Coast」は、前回の展覧会「Plastic Ocean」に引き続き、海洋汚染に関しての深刻な問題を掘り下げます。日本国内においても、プラスチックや漁業から発生するゴミによって、海岸が埋め尽くされる状況が深刻化しています。特に、長崎県対馬市はこの問題が顕著です。本展では、対馬市が提供した情報や漂着した海洋ゴミを作品に使用し、実態を反映したアートを展示します。
参加アーティストと作品
本展には以下の5名のアーティストが参加します。各アーティストは独自の視点で海洋ゴミ問題にアプローチし、力強いメッセージを発信します。
1.
Keeenue - 「Till We’re Blue in the Face」
神奈川県藤沢市出身のアーティストで、鮮やかで独創的な作品を展開。NIKEやFacebookなどとのコラボレーションも行っています。
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2.
松原光 - 「Gift from the Earth」
漁師としての経験を経てアーティストになった彼は、シンプルでユーモアあふれるグラフィカルな作品を制作します。
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3.
山本ユフィ - 「About to Encounter」
多様なルーツを持つ彼女の作品は、LAのストリート文化にインスパイアされたサイケデリックな雰囲気が特徴です。
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4.
Pimlico Arts Japan × 花井祐介 - 「A Day in Muni」
海洋プラスチックを素材として使用したアートを制作しているPimlico Arts Japanと、レトロなスタイルを持つ花井祐介とのコラボ作品です。
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本展の作品売上の一部は、長崎県対馬市の漂着ゴミ撤去費用に寄付されます。
イベント情報
- - 会期: 2024年3月16日(土)〜3月24日(日)
- - 開館時間: 12:00~19:00(入場無料)
- - レセプション: 2024年3月16日(土)17:00〜19:00
- - 場所: elephant STUDIO 2F, 東京都渋谷区渋谷2-7-4
WORDS Galleryについて
WORDS Galleryは、社会問題、特に環境問題をテーマにしたアートの発信拠点です。これまでに「気候危機」や「生物多様性」、そして「海洋汚染」など、様々なテーマの展覧会を行い、アートを通じて社会に鋭い感受性をもたらすことを目指しています。
今回の「Plastic Coast」を通じて、観覧者は海洋ゴミの現実を深く考える機会を得られます。海岸や海の未来について、一緒に考えてみませんか?