新たな企業支援の形:AIとデータ基盤の統合
株式会社プロジェクトカンパニーは、日販テクシード株式会社と連携し、エンタープライズ向けに「AIによる業務改革」と「データ基盤構築」の両方を支援する新たなサービスを開始しました。このサービスは、AIを効果的に活用したいと考えている企業を対象にしており、システム開発と戦略立案の専門知識を融合させたものです。
サービス開始の背景
AI活用が進む現在、多くの企業がデータの整備不足を理由に、AIを十分に活かせていない状況に直面しています。そこで、日販テクシードは自身のシステム開発の力を、プロジェクトカンパニーのビジネス戦略と業務設計の強みと結びつけています。これにより、企業に必要なデータ基盤を整え、AI導入から定着までを一貫して支援する体制が整いました。
目指すべきは「結果を生むAI活用」
単にAIを業務に取り入れるだけでなく、得られた結果を企業の競争優位性に結びつけることが重要です。多くの企業が「導入はしたが、実際に利用されていない」といった状態に陥っています。プロジェクトカンパニーと日販テクシードの共同作業により、AI活用を最大限に引き出し、持続的に効果をもたらす仕組みを構築します。具体的には、顧客接点での生成AIの導入はもちろん、データの収集・統合・分析基盤を同時に構築し、効果を継続的に発揮できる体制を整えます。
サービスの流れ
この新サービスは以下のステップで展開されます。
1.
AIアセスメントと戦略立案:企業の業務課題を整理し、導入するAIテーマやロードマップを設計します。
2.
業務実装と生成AI活用支援:議事録作成や社内の問い合わせ自動化、予測モデルの導入などが行われます。
3.
データ基盤構築:分散データの収集、クレンジング、統合、レポート作成の自動化を通じてAIに適したデータ環境を築きます。
4.
成果定着・社内展開支援:PoCから全社展開、運用支援、AIリテラシー研修を実施し、AIの活用定着を促進します。
なぜ今、AIとデータ基盤が重要なのか?
AIの効果は、その背後に存在するデータの質と流通に大きく依存します。例えば、日販テクシードは出版業界や流通、医療などのレガシーシステムとクラウド統合でのデータ整備に豊富な実績があります。また、プロジェクトカンパニーは直近1年間で20件以上のAIプロジェクトを遂行するなど、実行力を持つ企業です。これにより、企業に不可欠なAI活用の基盤を提供し、競争力を向上させる支援が可能になります。
今後の展開方向
今後は、業界別のAIとデータ基盤整備メニューもさらに展開していく予定です。これには、サプライチェーンでの需要予測や在庫管理の最適化、業務自動化によるコスト削減、顧客体験を向上させる生成AIの導入などが含まれます。情報システム部門においては、セキュリティ強化やデータ統制の対応が期待されています。
日販テクシード株式会社とは
日販テクシードは、出版業界のサプライチェーンを技術で支える経験と、クラウドからレガシーシステムまで対応できる技術力を持っています。幅広い分野のクライアントに対し、上流工程からシステム開発、運用保守までの一貫したサービスを提供し、企業のDXを加速させています。
株式会社プロジェクトカンパニーについて
プロジェクトカンパニーは、DX領域におけるコンサルティングサービスを中心に、さまざまなソリューションを提供しています。UIscopeなどの評価ツールを用いてユーザーの利便性を高める施策も行っています。今後のAI導入が企業の変革をさらに進めることが期待されています。