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戦時下の愛と友情を描く舞台「霞色のライラック」

公演概要

米倉リエナの演出による舞台「霞色のライラック」の第2回アップスシアター公演が、2023年に上演されることが決定しました。この作品は「第一回国際和解映画祭」で企画部門の賞を受賞した作品でもあり、戦時下の満州を舞台に盲目の日本人女性と中国人青年のロマンティックな恋物語を描いています。

あらすじ

物語は、記者との取材を受ける盲目の老女ハナの語りから始まります。彼女は1943年、満州での戦争の記憶を振り返ります。若き日のハナは夢見た未来を求めて、引きこもり生活を終え、街に出て行きます。そこで出会ったのは、映画監督を目指す中国人青年・洋です。ふたりは民族を超えて愛を深めていくものの、厳しい戦局が彼らの日常を脅かします。

最終的に、終戦を迎える中で、ハナと洋の間に降りかかる試練が彼らの愛を試す大きな試練に発展します。これは、いかに人が遺恨を乗り越えて愛し合うことができるのか、またそれに伴う心の葛藤を描いた感動的なヒューマンラブストーリーです。

公開オーディションの開催

そして、今回の公演に伴い、公開オーディションも開催されます。実施期間は2023年4月22日から26日までとなっており、参加を希望する方は18歳以上で経験は問いません。オーディションの詳細は公式ウェブサイトから確認でき、応募締切は4月17日です。

会場と主催情報

公演はすみだパークシアター倉にて行われ、150席を超えるキャパシティを誇ります。このプロジェクトは、株式会社ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオによって主催され、今後ますます発展していくことが期待されます。

米倉リエナのプロフィール

米倉リエナはニューヨーク大学演劇学科卒業後、俳優としても活動してきました。ミュージカルや演劇、映画に出演し、2001年にはアジア人女性として初めてアクターズ・スタジオの正式メンバーとなりました。演出家としても多くの舞台を手がけ、後進の育成にも注力しています。

まとめ

「霞色のライラック」は、愛と友情を丹念に描いた感動的な作品です。多言語字幕の配信により、さまざまなバックグラウンドを持つ観客を対象にした公演は、国際的な交流を促進する大きなチャンスでもあります。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい作品です。

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