大日本印刷株式会社、温室効果ガス削減に向けた新たな目標設定
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、2024年と2025年に向けた温室効果ガス(GHG)削減目標を新たに設定し、これが
SBTi(Science Based Targets initiative)による「1.5℃目標」として認定されたことを発表しました。DNPは、この取り組みを通じて、地球温暖化を抑制し、持続可能な環境づくりに貢献したいと考えています。
温室効果ガス削減の背景と目標
DNPは、2018年7月に初めて
SBT認定を取得し、2021年には「Well-below 2℃目標」の更新認定を得ました。これに続いて、2024年には「脱炭素社会の実現」を目指す新目標を設定しました。この目標では、2024年度までにScope1+2のGHG排出量を2019年度比46.2%削減することを目指します。また、2025年度にはScope3についても新たな削減目標を定め、同じく2019年度比27.5%削減を目指すことが発表されました。
これらの目標は、国際的に権威あるSBTiによって承認されたものであり、DNPの取り組みが科学的な根拠に基づいていることを示しています。
DNPの具体的な取り組み
1. Scope1+2排出量の削減
DNPでは、GHG排出量を効果的に削減するため、以下のような取り組みを進めています:
- - 省エネ活動の推進
- - エネルギー効率の高い設備の導入
- - 事業ポートフォリオの転換
これにより、2019年度には約106万トンであったGHG排出量が、2023年度には約85万トンに減少しました。今後も再生可能エネルギーの導入を推進し、さらに積極的に排出量削減を目指します。
2. Scope3排出量の削減
DNPのGHG排出量の約64%を占めるのがScope3、特に購入した製品やサービスに起因する排出です。DNPは、主要なサプライヤーに対してSBTに準拠したGHG削減を求めるなど、サプライチェーン全体での排出量削減にも力を入れています。これにより、GHGの排出情報を収集し、低排出材料への移行を進める方針です。
今後の展望
DNPは、今後も「脱炭素社会の実現」に向けた取り組みを継続し、特に省エネやエネルギーの効率性を重視しながら、持続可能な事業活動を推進していくと述べています。また、サプライチェーン全体でのGHG削減に取り組むことで、企業の社会的責任を果たしていきたいと考えています。
これからの環境問題に宗さするDNPの挑戦に、ぜひ注目したいところです。
この記事に関する詳細な情報は、DNPの公式ウェブサイトでも確認できます。