エックスモバイルがWeb3事業に本格参入
エックスモバイル株式会社が、今年度中に暗号資産を中心としたWeb3事業への本格参入を発表しました。Web3は、ブロックチェーン技術を基盤にした分散型インターネットの概念で、次世代のインターネットとしての期待が寄せられています。エックスモバイルは、暗号資産に関連した技術と既存のモバイルサービスを結びつけ、新たなサービスの提供を目指しています。
この新プロジェクトは、エックスモバイルの戦略子会社である「株式会社X-Bank」との連携のもとで進められます。X-Bankは、2022年に設立され、暗号資産交換業ライセンスの取得を目指してきた企業です。最近の体制強化として、2025年4月からは西山祥史氏が専務取締役に就任し、暗号資産業界での経験を活かしてさらなる発展が期待されています。
X-Bank設立の経緯
X-Bankは、エックスモバイルの全天後の一環として設立され、従来よりWeb3技術に関する研究や調査を進めてきました。西山氏は多くの実績を持ち、彼の参加により、新たなシナジーが生まれるとみられています。彼はこれまで、さまざまな分野での実績を積み重ねており、特に暗号資産に関する情報発信で知られています。
彼は、大学時代からビットコインに関心を持ち続け、新聞、雑誌、オンラインメディアへの寄稿を行い、暗号資産業界での知見を生かしてきました。SBIグループでは、ステーブルコインの提案や、日本初の自動円転機能を搭載した「SBI Web3ウォレット」の開発を指導しました。
Web3プロジェクトの意義
エックスモバイルの社名に込められた理念は、「異なる強みを持つ存在と協働し、新たな価値を創造する」というものです。この思いを基に、これまでにもさまざまな企業や著名人とのコラボレーションを実現してきました。例えば、PPIHとの共同プロジェクトである格安SIM「マジモバ」や、堀江貴文氏とのコラボによる「HORIE MOBILE」などがそれです。今後は、これらの経験を踏まえながら、Web3技術を積極的に活用し、革新的なサービスを展開していく方針です。
エックスモバイルの今後
エックスモバイルは、格安スマホを提供する独立系MVNOとして、2013年に設立されました。同社は「世界中のHAPPYをケータイで切りひらく」というビジョンのもと、通信業界における多様なサービスの提供や社会課題の解決に向けて、チャレンジを続けています。月間0GB~50GBのプランや、海外利用も可能な「限界突破WiFi」を展開し、全国に約200店舗以上を持ち、業界内でも店舗数No.1を誇ります。
エックスモバイルは、若年層からシニア層まで幅広い世代に向けて、革新的な通信サービスを提供し、今後も新たな価値を創造し続けることでしょう。これからの展開が非常に楽しみです。