日本とスペインの経済交流を深める最新の取り組みとは

日本とスペインの経済交流を深める最新の取り組み

在マドリード日西商業会議所が発行する情報誌「スペイン広報」の最新号で、2021年秋に開催される農産物見本市「AGROIBERIA 2021」や、日本のワイナリーが参加するイベントについて発表されました。これにより、日西間の経済交流がますます盛んになることが期待されています。

スペイン広報とは？

日西商業会議所は、1954年に設立され、スペインと日本の貿易を支援することを目的とした民間団体です。この団体は、コンサルティング、輸出入プロジェクトの協力、情報発信を通じて、両国間の経済交流を推進してきました。特に、1985年からは「スペイン広報」という季刊誌を発行し、スペインに関する多様な情報を提供しています。この号では、トップ記事としてアグロイベリアの詳細が紹介されています。

アグロイベリアとは？

「AGROIBERIA 2021」は、スペインのアランフェスで開催される国際農産物見本市で、2021年9月29日から10月3日まで行われます。このイベントは、イベリア半島産の農産物や飲料の紹介を目的としており、16,000平方メートルの広場で多様な企業や生産者が集まります。参加する企業は、農産物の生産者だけでなく、農業技術やアグリツーリズム、コミュニケーションメディアなど多岐にわたります。これにより、商談やネットワーキングが活発に行われる予定です。

10月1日から3日には一般の来場者にもオープンし、出展企業の商品が直接販売されるため、注目を集めています。また、日西商業会議所もこの見本市の運営に参加し、日本の農産品や関連事業の展示を予定しています。

ワイン＆グルメジャパン2021

さらに、4月21日から23日には東京ビッグサイトで「ワイン＆グルメジャパン2021」が開催され、日西商業会議所のサポートを受けて37のスペインワイナリーが出展します。これにより、スペインの魅力的なワインを多くの人に知ってもらう機会が提供されます。これらのイベントは、両国間の相互交流を活性化させる重要な機会です。

スペインとポルトガルのつながり

加えて、日西商業会議所はポルトガルとの相互協力・連携協定を締結しました。これにより、イベリア半島の国々が日本と共に新たな事業機会を模索することが期待されています。マドリードは現在、欧州や南米、中東を結ぶ商業の中心地として注目を集めています。このような連携を通じて、多国間の経済交流がより一層広がることでしょう。