復活する「ゴシック復興」!飛鳥部勝則の新作が発表
著名なミステリ作家である飛鳥部勝則の新作『抹殺ゴスゴッズ』の発売が決まり、多くのファンの期待が高まっています。この作品は2025年8月に早川書房から発売される予定で、同時に過去の名作『堕天使拷問刑』の復刊も話題になっています。
ミステリ界の巨星が長編を発表
飛鳥部勝則は、これまでに数々のミステリ作品を世に送り出してきた著者ですが、長編作品の発表はなんと2010年の『黒と愛』以来、実に15年のブランクがあります。その間、彼の作品は古書市場でプレミアが付く状態となり、多くのファンにとって手に入れたくても手に入らない存在となっていました。そんな中で、2023年に『堕天使拷問刑』が復刊されると、わずか数ヶ月で5,000冊が売り切れるという驚異的な反響を呼び起こしました。
ビジョンと情熱が詰まった新作
『抹殺ゴスゴッズ』は、著者自身の言葉によると、「神と迷路」をテーマにした作品で、過去作『鏡陥穽』『堕天使拷問刑』『黒と愛』に続く重要な連作だと位置付けられています。これにより、彼の作品群は「ゴシック復興四部作」として新たな章を迎えることとなり、ファンの間ではその内容に対する期待がさらに膨らんでいます。
書泉・芳林堂書店での特別な限定版
また、書泉・芳林堂書店では、『抹殺ゴスゴッズ』の発売に合わせ、特別なプロモーションを展開します。予約は2025年6月17日から開始し、限定サイン本をはじめ、書き下ろし短篇小説「脚の幽霊」が収録された有償特典冊子とのセット販売も行われる予定です。さらに、無償特典として、著者が解説するためのウェブアクセスカードも付いてくることから、ファンにとっては見逃せない内容になっています。
書店の思いと作家への感謝
書泉・芳林堂書店の宣伝担当山本さんは、長く飛鳥部勝則作品を支えてきた読者に向けて、作品が世に出ることの意味と、その背後にある愛情を伝えました。彼は「奇跡の積み重ねが世界を変え、その果てに飛鳥部先生が生み出したのは《神》でした」と言い、皆がこの新作を楽しみにすることを強調しました。
結びに
再び新しい物語が読者の元に届けられることとなる飛鳥部勝則の『抹殺ゴスゴッズ』は、彼のファンにとって感慨深い瞬間に違いありません。予約や購入の際は、ぜひ書泉・芳林堂書店での限定特典をお見逃しなく。地元の名士が巻き込まれる複雑な事件と、孤独を抱えた少年たちの物語がどのように展開されていくのか、期待が高まります。