キユーピーと青山学院大学が取り組む新プロジェクト
キユーピー株式会社と青山学院大学は、2024年12月から新たな産学連携プロジェクト「『おいしい』で変わる未来!キユーピー×青山学院大学プロジェクト」を始動します。このプロジェクトは、地球環境に配慮した持続可能な食生活を提唱する「GREEN KEWPIE」ブランドの認知度向上を目的に、学生の視点からマーケティング施策を考案し、実践します。
プロジェクトの目的と背景
環境への関心が高まる中、キユーピーが展開する「GREEN KEWPIE」は、プラントベースフードなどサステナブルな食の選択肢を提供しています。このブランドは、卵を使用しないマヨネーズや、植物性原材料を活用したドレッシングなど、健康志向のニーズに応える製品を展開しています。
プロジェクトの発端は、青山学院大学経営学部が開催した学生参加型のコンテスト「AMCA」にあります。このコンテストでは、学生がマーケティングやクリエイティブに関するアイデアを競い合い、GREEN KEWPIEのテーマでアイデアが提案されました。その結果、キユーピーが学生たちの熱意に感銘を受け、このプロジェクトが誕生しました。
活動内容と段階的アプローチ
プロジェクトは2024年12月から始まり、学生たちは半年にわたってアイデアを進化させながら、マーケティング施策を検討していきます。最終的に「Green Campus」と名付けられた施策が選ばれ、2025年7月から具体的な実施に向けた準備が行われます。これは、青山キャンパスで2025年の秋頃に予定されており、PR活動などを通じて学生たちの学びを深めることを目指しています。
キユーピーの視点と期待
キユーピーの役員は、学生の発想力と行動力が新たなマーケティング戦略に大きく寄与することを期待しています。この共創の場を通じて、若い世代に向けた効果的なアプローチ方法を見つけることで、煌めく新しい食文化を広める一助となるでしょう。
学生たちの挑戦と成長
プロジェクトに参加する学生たちは、マーケティング手法を実践しながら成長していく機会を得ます。一方で、キユーピーも学生から新しい視点を取り入れることで、同社のブランドをより多くの人々に伝える努力を続けていきます。学生代表の北村さんは、今回のプロジェクトが貴重な経験になると語り、GREEN KEWPIEの魅力を多くの人々に伝えることを目指しています。
地域貢献と社会的意義
このプロジェクトはまた、渋谷区が推進する「S-SAP協定」に基づき、企業と大学が連携して地域の課題解決を目指す取り組みでもあります。すなわち、キユーピーと青山学院大学は、地域社会に新しい価値を提供しながら、持続可能な社会を形成する一端を担っています。
まとめ
「おいしい」で未来を変えるこのプロジェクトは、ただのマーケティング施策に留まらず、企業と教育機関が手を携えた大きな社会的挑戦です。プロジェクトが実を結ぶ日を、私たちも楽しみに待ちたいと思います。