EXPO2025大阪・関西万博における新たな挑戦
2025年10月11日、大阪・関西万博の最終週末に、中高生の起業家たちが集まる「YOUNG IMPACT」が開催されます。運営は株式会社Meta Osakaが担当し、10歳から18歳までの若い世代が「社会課題を解決する」ためのプロジェクトを発表するイベントです。このイベントは、単なる発表の場ではなく、参加者に対して1年間のメンタリングと実践支援を行う新しい形の次世代リーダー育成プログラムです。
企画の背景
調査によれば、10代の約91.6%がSDGsに関心を持っているものの、実際に行動に移すのは43.3%と、行動と関心の間には大きなギャップがあります。また、何でも相談できる人を持たない若者は12.4%にも達し、この状況が若者の自己肯定感や社会貢献意欲に影響を与えています。溢れる関心を行動に変えるための支援とコミュニティが不足していることが、現状の大きな課題と言えます。
そこで、Meta Osakaは「YOUNG IMPACT」を立ち上げました。このプログラムでは、特に選ばれた若者たちに対して、持続的なメンタリングや実践支援を行うことで、彼らの関心を具体的な行動に変えることを目指しています。
STARs(確定出場者)の紹介
このプログラムに参加するのは、鈴木聡真さん(17歳)と杏さん(14歳)兄妹です。彼らは新型コロナウイルスの影響でロヒンギャ難民について知り、プロジェクトを立ち上げました。クラウドファンディングを通じて300万円以上の支援を集め、実際に難民キャンプへ物資を届けるという実行力を示しました。さらに、齋藤悟さん(14歳)は、美山町で育ちながら田舎でも挑戦できる未来を目指し、自身のゲーム制作活動を通じて子どもたちに指導を行うことを計画しています。
YOUNG IMPACTプログラムの詳細
「YOUNG IMPACT」では、選出された若者たちを「STARs」として位置付け、1年間の継続的なサポートを行います。この支援内容には、専門家による個別のメンタリング、資金調達支援、ネットワークの提供、広報支援、そして仲間づくりが含まれています。
支援内容の具体例
- 個別メンタリング: 各分野の専門家による月1回の個別指導
- 資金調達支援: クラウドファンディングや助成金の申請サポート
- ネットワーク提供: 企業やNPOとの連携機会
- 広報支援: メディア露出やSNS発信のバックアップ
- 仲間づくり: 仲間との交流機会を通じて成長を促進
メンター陣について
「YOUNG IMPACT」では、多くの実力派経営者がメンターとして参加しています。彼らは直接若者の挑戦を支えることで、プロジェクトが単なる体験で終わらず、実際の成果へとつながるように全力でサポートします。
開催概要
このイベントは、大阪・関西万博の一環として無料で参加でき、U-18世代の若者たちが中心となります。参加者の関心やアイデアを活かし、次世代のリーダーとしての資質を育むための重要なステップとなるでしょう。
YOUNG IMPACTは、新たな挑戦を通じて、未来の社会を変革する力を持つ若者を輩出することを目指しています。日本の未来を担う彼らの活躍から目が離せません。