ニコン Z6IIIがDGPイメージングアワードでの栄光を手に
2023年、ニコンの新型ミラーレスカメラ「Z6III」が名誉ある「DGPイメージングアワード」で総合金賞と技術賞を受賞した。このアワードは、複数のメーカーからエントリーされたデジタルカメラやフォトアクセサリーを対象に、デジタルイメージングの優れた製品を選出することを目的としている。その中でも、特に評価が高い製品には金賞が贈られ、「ニコン Z6III」は金賞を受賞したすべての製品の中から、最も優れた製品として「総合金賞」を獲得した。
Z6IIIの特長と受賞理由
審査委員長である山田久美夫氏は、「Z6III」は、ニコンZシリーズのフラグシップモデルである「Z9」や「Z8」と comparabかる性能を持ちながらも、独自の魅力を持つと評価。特に注目すべきは、世界初の部分積層型CMOSセンサーを搭載している点で、それにより2450万画素という高い解像度を実現。また、最新の画像処理エンジン「EXPEED 7」が搭載されており、優れた高速性能と高感度性能を兼ね備えることで、多様な撮影シーンにおいて卓越したパフォーマンスを発揮している。
さらに、Z6IIIには、上位機種の「Z9」をも上回る明るさ、解像度、広色域を持つ電子ビューファインダー(EVF)が搭載されており、撮影体験がより心地よくなった。こうした技術の融合が、今回の受賞を後押ししたといえる。
NIKKOR Z 50mm f/1.4の受賞も
また、同アワードでは「NIKKOR Z 50mm f/1.4」も大変評価され、審査委員特別賞を受賞した。このレンズは、開放値F1.4という大口径ながらもコンパクトで、非常にリーズナブルな価格で提供され、多くのモードの撮影をサポートしている。
山田氏によると、NIKKOR Z 50mm f/1.4は解像性能が高く、絞りを開放にすると柔らかなボケを生かした美しい描写が楽しめる。特にポートレートやスナップショットに適しており、様々な撮影シーンでの使用が推奨されている。
総合的な評価
「ニコン Z6III」と「NIKKOR Z 50mm f/1.4」の両者は、いずれも優れた技術と機能性を兼ね備え、デジタルイメージングにおける新たなスタンダードを確立するものとして、多くのユーザーに推薦されている。特に一眼レフカメラからの移行を考えるユーザーにとって、選ぶ価値のあるアイテムとなることは間違いない。また、Z6IIIの高感度性能やEVFの清晰さは、プロのフォトグラファーにとっても心強い相棒となるだろう。
これからの撮影シーンにおいて、この二つの製品が多くの人々に愛され続けることを期待したい。