NOKの次世代エネルギーへの挑戦
NOK株式会社は、2026年3月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催される「BATTERY JAPAN [国際] 二次電池展」に参加します。この展示会は、国際的な二次電池技術の進化と未来を探る重要なイベントで、NOKはその中で特に注目を集める存在となることでしょう。
今回の出展テーマは「次世代エネルギーを支える、NOKのシーリングソリューション」で、NOKの考える持続可能で効率的なエネルギー利用に向けた取り組みが、どのように社会に貢献できるのかを示す絶好の機会です。ブースでは、リチウムイオン電池や全固体電池の製造に必要な最新技術を代表する「低露点用グリース」を初め、水素関連Oリングや水電解ガスケットなど、三つの新製品が発表されます。
低露点用グリース
特に目を引くのが、この新開発の「低露点用グリース」です。この製品は、バッテリー製造工程の極めて乾燥した環境、具体的には露点-50℃から-70℃で使用可能なグリースとして設計されています。これがどのように機能するかというと、駆動部と呼ばれる部品、例えば軸受やボールねじ等の摩擦抵抗を効果的に抑え、結果的に装置部品の摩耗を防ぎ、長寿命化を実現します。
また、このグリースには特定の金属元素(銅、亜鉛、鉄)が一切含まれていないため、バッテリーの特性に悪影響を及ぼすリスクも低減できます。
水素用Oリング
次に注目すべきは、「水素用Oリング」です。このOリングは、水素環境下における特異な問題、すなわち高圧で侵入した水素が減圧の際に急激に膨張することによる気泡やふくれ、いわゆるブリスタ現象を克服するために設計されています。耐ブリスタ性に優れた低温EPDM材と特殊VMQ材を利用することで、高圧環境でも密封性を確保します。この製品により、組み立て時の作業性も格段に向上し、多くの業界での利用が期待されます。
水電解ガスケット
さらに、もう一つの注目アイテムは「水電解ガスケット」です。これは水電解装置において不可欠な部品で、気密性や絶縁性を確保しつつ、電解液の保持を行う役割を果たします。樹脂フレームを一体化した設計により、操作性が向上し、水素製造の効率も向上します。また、共同研究を行っている国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)福島再生可能エネルギー研究所との連携により、材料と形状の最適化も進めており、効率的なエネルギー変換を実現することを目指しています。
その他の出展技術
さらに、NOKは冷却システム用のシールソリューションにも力を入れており、多流路切換弁用シールや配管継手用シールも紹介します。これらは高いシール性を持ちながら低トルクでの操作を可能にし、省エネルギーを促進する設計です。加えて、高電圧環境下でもトラッキング現象を抑えるゴム材料や、アルミ腐食対策用シールも出展予定です。
NOKグループは、約38,000人を擁し、15の国と地域で事業を展開しています。自動車から電子機器、医療機器、さらには人工衛星に至るまで、さまざまな領域でのソリューションを提供しています。今後も持続可能な社会の実現に向け、次世代エネルギーの普及に寄与する技術革新を進めていくことでしょう。
NOKがどのように次世代エネルギーの未来を切り開いていくのか、その姿をぜひ会場で目撃してください。出展ブースは東京ビッグサイト南展示場第1ホール1階、ブース番号S8-1です。展示会の詳細については、
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