博報堂DYメディアパートナーズとSC Venturesが日本IPの海外市場での成長を支援する覚書を締結

博報堂DYメディアパートナーズとSC Venturesの新たな歩み

戦略的パートナーシップの設立

最近、株式会社博報堂DYメディアパートナーズとStandard Chartered Bankのベンチャー投資部門であるSC Venturesが、アニメやマンガを含む日本のIP（知的財産）の海外ビジネス拡大に向けた覚書を締結しました。この取り組みの背景には、日本産コンテンツが世界的に注目されているという現実があります。特にアジア市場、例えばインドネシア、シンガポール、タイなどには、さらなる成長の余地が広がっています。

海外市場における日本IPのポテンシャル

アニメやマンガは、近年ますます多くのファンを獲得しており、日本文化の象徴とも言える存在です。しかし、これらのコンテンツが持つビジネスチャンスはまだまだ長い道のりにあるかもしれません。博報堂DYメディアパートナーズとSC Venturesは、この市場の成長を加速するための戦略的なパートナーシップを築き、これにより新たな収益化の道を見つけるつもりです。これまでの参加者同士をつなげることとともに、投資機会を創出することが焦点です。

プロジェクト・エングラムの役割

博報堂DYメディアパートナーズとSC Venturesの連携には、プロジェクト・エングラムというイニシアチブが含まれます。これは、ライツホルダー（権利保持者）と金融ライセンスを持つファンドマネージャーを結び付けることを目的としたもので、機関投資家向けに新たな投資機会を模索しています。この取り組みにより、クリエイターは自身のコンテンツを効果的にトークン化し、投資家に提供できる可能性があります。

トークン化技術の可能性

特に注目すべきは、プロジェクト・エングラムでのトークン化技術の活用です。コンテンツを赤字から脱却させるための興味深いアプローチで、クリエイターは自らの作品をトークン化することで、即座に資金調達を行う手段を得ることができます。そして、投資家にとっては、これにより多様でポテンシャルの高い文化資産へのアクセスが可能になります。