2025年12月、東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展(iREX2025)に、ドイツの先進的な制御機器メーカー、ベッコフオートメーションが出展します。このイベントは、世界中のロボティクス技術が集い、最新の産業用ロボットやオートメーション技術が公開される機会です。ベッコフオートメーションは、展示ブースE4-28にて、最先端の技術を披露します。
出展製品のご紹介
出展される製品は非常に多岐にわたりますが、中でも注目すべきはATROと呼ばれるモジュール式産業用ロボットシステムです。ATROは、ハードウェアおよびソフトウェアモジュールの統合により、高度な設定やプログラミング、さらには操作や安全モニタリングが可能です。このモジュール設計によって、利用者はアプリケーションに対する柔軟な対応ができるようになります。展示ブースでは、モーターモジュール、リンクモジュール、ベースモジュール、フランジモジュールの総称であるATROコンポーネントを使用し、さまざまなロボット構成をお見せする予定です。
さらに、先進の搬送システムXPlanarの実機デモも行われます。XPlanarは、磁気浮遊を利用したフレキシブルな搬送ソリューションで、多様な搬送ニーズに応じた設計が可能です。これにより、効率的で安全なオペレーションを実現し、製造ラインの柔軟性を大幅に向上させることが期待されています。
セミナー開催のお知らせ
また、ベッコフオートメーションはセミナーも開催します。日程は2025年12月4日、時刻は13:30から14:10まで。会場はセミナー会場C(東8ホール)です。講演タイトルは「先進技術と製品で拓くオートメーションの革新」で、ベッコフオートメーションのソリューション・アプリケーション・エンジニアである岸 泰生氏が講師として登壇します。参加予約は特設Webサイトから可能で、聴講は無料です。
ベッコフオートメーションの技術
ベッコフオートメーションは、PC制御に特化した制御装置のメーカーで、独自のソフトウェア「TwinCAT」を使用することで、Windows OSをCNCやPLCとして利用可能にしています。これにより、リアルタイムでの機械制御が実現しています。さらに、ベッコフはオープンな通信プロトコル「EtherCAT」の開発元でもあり、このプロトコルは世界中の企業に採用されています。現在、8,400以上の企業がEtherCATのメンバーとして参加しており、業界では最も広く使用されている通信プロトコルとして知られています。
まとめ
国際ロボット展におけるベッコフオートメーションの出展は、最新のロボティクスとオートメーション技術に触れる貴重な機会となります。展示される製品やセミナーを通じて、未来の製造業を支える技術の可能性を感じていただけることでしょう。ぜひ、足を運んでみてください。