日立電線ネットワークスが新たに開発した検疫ネットワークアプライアンス「QuOLA@Adapter」

検疫ネットワークアプライアンス「QuOLA@Adapter」の魅力

近年、企業の情報セキュリティへの関心が高まり、内部からのネットワーク利用においても安全性が重視されています。ウイルスの拡散や情報漏洩、無許可アクセスなど、従来安全とされていた内部ネットワークで問題が生じるケースが増加。こうした背景から、検疫ネットワークシステムの導入は企業にとって必要不可欠となってきました。さらに、コスト面での課題もある中、日立電線ネットワークスが開発した「QuOLA@Adapter」は、これらのニーズに対応する製品です。

Ver.4.02 機能強化の詳細

幅広いOSのサポート

この新しいバージョンでは、特に企業で多く利用されるスマートデバイスにも対応を強化しました。これにより、Windows8、Android、iOSなど多様なOSをサポートし、特にAndroidデバイスに関してはウイルス対策アプリのインストール状況を確認できる機能が新たに追加されました。この機能により、ウイルス対策アプリがインストールされていないデバイスの接続を制限することが可能となり、社内のネットワークセキュリティが一層強化されます。

ユーザ教育の促進

また、接続制限だけでなく、警告画面を表示することで、ユーザが必要なアプリをインストールしたり、不要なアプリを削除したりするよう促す例が挙げられます。このプロセスにより、従業員のセキュリティ対策に対する認識が高まり、実効性のあるセキュリティ教育につながります。さらに、検疫結果ログにはOS情報も含まれ、マルチデバイス環境でのアクセス状況を可視化する役割を果たします。

Adobeバージョンチェック機能の追加

さらに、標的型サイバー攻撃の増加に対応する形で、Adobeファイル関連の脆弱性確認機能も実装しました。攻撃の多くはAdobe ReaderやAdobe Flash Playerなどに潜む脆弱性をついたものであり、今回の追加機能により、これらのアプリケーションのバージョンをチェックし、必要に応じて改修を促すことができます。これにより、サイバー攻撃に対する防御策を一歩進める構えです。

未来の展望

日立電線ネットワークスは、今後3年間で50セットの販売を目指しており、これにより企業のサイバーセキュリティ対策をさらに強化することを目指しています。

まとめ

「QuOLA@Adapter」は、企業の多様化するセキュリティニーズに応えるべく設計された革新的なソリューションです。情報セキュリティの重要性がますます増す中で、この製品は企業が直面する課題を解決へと導く助けとなるでしょう。詳しい情報は、日立電線ネットワークスの公式ウェブサイトを訪れて確認してみてください。