「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」season3の詳細
コクヨ株式会社は、デジタル人材育成を目的とした「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」の第3期にあたる「season3」を発表しました。このプログラムは、コクヨグループ社員がデータやテクノロジーを活用して既存の課題を解決することを目的としており、2023年6月にスタートしました。
新たな実践プログラムの導入
season3では、特に注目すべき2つのプログラムが新たに開始されます。「GenAI-Lab」というプログラムは、以前の「GPT-Lab」を進化させたもので、経営や事業の実際の課題に取り組むことを焦点としています。一方、「DD-Lab」は、データアナリティクスやデータサイエンスに基づく実践的なスキルを育成する新しいプログラムです。
GenAI-Labの概要
「GenAI-Lab」では、参加者が自事業のビジネス課題を選択し、グループで解決策を模索します。プログラムには、生成AIの活用に関する知識を身につけた26名が集まり、5つのチームに分かれて行動します。参加者は、AI企画力やマネジメントスキルを強化し、将来的には自部門での生成AI活用を推進していく役割を担うことが求められます。
DD-Labの概要
一方「DD-Lab」は、データサイエンスの基礎を学びながら、実践的なデータ分析のスキルを習得することを目指します。このプログラムでは、非常に優れたデータサイエンス競技者であるKaggle Grandmasterの原田慧教授が指導にあたります。参加者はKaggleのコンペティションに挑むことで、現場で直面しているデータリテラシーの向上が期待されています。
取り組みの成果発表会
両プログラムは2026年1月21日(水)にコクヨ東京品川オフィス内での合同成果発表会で、参加者たちの努力の成果を発表する機会があります。評価の高い取り組みには表彰が行われ、特に実用性の高い成果については実際の業務への導入が検討されるとのこと。
コクヨアカデミアの理念
コクヨの人材育成機関「コクヨアカデミア」では、リーダーシップやビジネススキル、クリエイティビティなどを鍛えるプログラムが多数用意されており、成長を促進する教育環境を整えています。このようにして、社員が自己のキャリアを進化させ、組織全体のスキルを向上させることが期待されています。
総括
コクヨの新しい教育プログラムは、営利企業としての成長に必要な人的資源の確保を目的とし、時代の変化に柔軟に対応できる人材の育成に取り組んでいます。「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」season3によって、社員一人ひとりが目指すスキルを獲得し、実務に反映させることができる環境が整っています。