トランスコスモスグループ、温室効果ガス排出削減目標がSBT認定を取得
トランスコスモスグループが、温室効果ガスの排出削減に対する新たな目標を設定し、その計画がthe Science Based Targets initiative(SBTi)から正式に認定を受けたことが発表されました。この認定を受けることで、同社は温暖化対策への取り組みをさらに強化し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
SBT認定取得の背景
SBTiは、気候変動を抑制するための国際的な取り組みの一環として企業が科学に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定することを奨励しています。トランスコスモスは、この目標に対する責任感を持ち、自社のビジネスプロセスの見直しを行い、環境への影響を最小限に抑えるための具体的なアクションを起こすことを決定しました。
具体的な削減目標
トランスコスモスの設定した目標は以下の通りです。
- - Scope 1およびScope 2:2030年度までに2023年度比で温室効果ガスの総量を42%削減することを予定しています。
- - Scope 3:2029年度までに、サプライヤーや関係会社にSBTを設定してもらい、排出量の85%を占める「購入した製品・サービス」及び「輸送・配送(上流)」に伴う排出削減を目指します。
これらの目標を達成するために、トランスコスモスは社内のエネルギー管理や資源の効率的な利用、そしてサプライチェーン全体における環境意識の向上を図る計画です。また、地球温暖化対策を推進するための意識改革も進めていく方針です。
トランスコスモスの企業理念
トランスコスモスは1966年の創業以来、「人」と「技術」の融合を通じて、企業の競争力を向上させるための価値あるサービスを提供してきました。現在はアジアを中心に、185の拠点を持ち、ビジネスプロセスの最適化を支援する形で成長を続けています。
特に、EC市場の発展に合わせて、輸出入支援やグローバルECワンストップサービスを展開し、46の国・地域においても優良な商品やサービスを提供しています。トランスコスモスは、急速に変化するビジネス環境に柔軟に対応する力を持ち、デジタル技術を活用した企業の変革をサポートする「Global Digital Transformation Partner」の役割を果たすことを目指しています。
今後の展望
トランスコスモスは、環境への配慮を基本に据えたビジネスモデルを構築し、持続可能な成長を実現していくことが求められます。SBT認定の取得を機に、同社が設定した温室効果ガス削減目標を達成し、業界全体のモデルとなることが期待されます。企業の環境意識が高まる中で、トランスコスモスの取り組みは他の企業にとっても良い手本になるでしょう。
トランスコスモスがさらなる進化を遂げることを、今後も注視していきたいと思います。