第11回知的財産活用表彰とビジネスプランコンテストの受賞者が決定
日本弁理士会は、知的財産を活用したビジネスプランを評価する「第11回知的財産活用表彰」と「第4回知財活用ビジネスプランコンテスト」の受賞者を発表しました。このイベントは、さまざまな企業や個人を対象に、知的財産の活用を促進することを目的としています。
知的財産活用表彰の受賞者
今年の表彰では、以下の受賞者が選ばれました。
- - 知的財産活用大賞: 勇心酒造株式会社(香川県)
- - 知的財産活用奨励賞(ブランド部門): ナオライ株式会社(広島県)
- - 知的財産活用奨励賞(デザイン部門): 株式会社MOYAI(東京都)
- - 知的財産活用奨励賞(知的財産戦略部門): 株式会社フジタ(鳥取県)
- - 知的財産活用支援奨励賞(政策サポート部門): ディスプロ株式会社(東京都)
この表彰は、知的財産の効果的な活用を通じ、中小企業の成長を支援するために行われています。
知財活用ビジネスプランコンテストの受賞者
ビジネスプランコンテストでは、特に注目すべき新しいビジネスプランが多数発表されました。
- - グランプリ(日本弁理士会会長賞): 株式会社スパインクロニクルジャパン (石川県)
- ビジネスプラン名: 高齢者脊椎疾患に対する低侵襲治療手術デバイスの開発
- ビジネスプラン名: 流体・構造解析と機械学習を活用したワイヤ式金属3Dプリンタによる大型船向けトロイダルプロペラの研究開発と製造
- ビジネスプラン名: 世界初の害虫アリ侵入・定着を実現するためのアリ除け剤「キラ星の砂」
- ビジネスプラン名: 当社実用新案を活用した新規オリジナル額装品「happiness シリーズ」の国内および海外販路
特に注目すべきは、小学4年生の正能佳明氏が受賞したことです。子どもたちの創造力が社会にインパクトを与える様子が実証されました。
表彰式とセミナーの開催
令和7年2月14日、東京都赤坂にて表彰式が行われます。この式典では受賞者に表彰状と記念楯が贈呈されます。
また、同日には知的資産経営WEEK2024セミナーも開催され、受賞者による講演も行われます。特に、勇心酒造株式会社の代表がその知的財産戦略を共有します。
セミナーでは、受賞者たちがどのように知的財産を活用しているのか、その実例を通じて学ぶ機会が提供されます。参加は無料で事前の申し込みが必要です。
まとめ
日本弁理士会の取り組みは、知的財産の重要性を再認識させると同時に、これからの成長を担う若き才能の発掘を促進します。知的財産を生かした新しいビジネスアイデアが、今後も多くの企業や個人によって生み出されることに期待が寄せられています。