コスメディ製薬の中国市場進出
コスメディ製薬株式会社(本社:京都市)が、世界初のドラッグデリバリーシステム(DDS)技術「タウリン結晶マイクロニードル」を用いた医薬部外品ブランド『京薬粧薬用ニードルスキンケアシリーズ』で中国市場への進出を発表しました。この新たな取り組みは、拡大する美容市場に向けた革新的なスキンケア技術を主軸に展開します。
背景
同社は2001年の設立以降、皮膚から薬剤を吸収させるための経皮吸収治療(TTS)技術に特化した研究・開発を進めています。特に注目されるのは、マイクロニードル技術を応用したスキンケア製品であり、2008年に開発した「溶解型マイクロニードル」は、皮膚内で溶けて成分を浸透させる画期的なアプローチが評価されています。これにより、従来の「貼るマイクロニードル」とは異なり、塗るだけで広範囲に対応できる製品が実現しました。
コスメディ製薬は、こうした独自技術を駆使し、2026年には「日本発の技術で世界市場に挑戦する」ことを目指しています。
京薬粧の展開
『京薬粧』シリーズは、2024年に日本と台湾での先行販売を予定しており、中国市場へは2026年2月に展開される予定です。日本国内ではドラッグストアやバラエティストアで購入可能で、美容口コミメディア「コスメルポ」においても高評価を得ており、2025年には「年間ベストコスメ」に選出されています。
新たに登場する中国版『京薬粧薬用ニードルスキンケアシリーズ』では、製品のパッケージや成分処方、内容量を現地消費者のニーズに応じたプレミアム設計が行われています。主な製品には、タウリン結晶マイクロニードルを使用した美容液とクリームがあり、いずれも肌の水分を保持し、長時間うるおいをキープします。
主要な製品の特徴
タウリン結晶マイクロニードルを3,300万本以上含有した医薬部外品。ハリのあるうるおい肌を目指すために、ナイアシンアミドやヒアルロン酸も配合されています。内容量は45mLです。
美容液同様にタウリン結晶マイクロニードルを使用し、お肌へのうるおいの密封と保持力に優れた薬用クリームです。内容量は50gで、ナイアシンアミドとヒアルロン酸も配合されています。
タウリン結晶マイクロニードル
この技術は、皮膚に存在するアミノ酸のタウリンを微細な針状に結晶化し、多層の針状構造を持たせることで、成分を効率的に浸透させるものです。これにより、従来の製品とは異なり、塗布することで針先が皮膚内に入り込み、成分が徐々に放出される仕組みが実現しています。この技術は、経済産業省からも特別賞を受賞した実績があるほどで、その信頼性は高まっています。
コスメディ製薬の理念
コスメディ製薬は、京都薬科大学発のベンチャー企業で、TTS技術を基盤に医療や美容の領域で幅広い事業展開を行っています。伝統ある京都の地で革新を追求し続ける同社は、今後も期待されるブランドの一つです。グローバルな市場での成功を収めるための挑戦が始まります。
この全く新しいスキンケア技術が、中国市場でどのように受け入れられていくのか、注目が集まります。