京都発!ビール粕を活用した新ブランド和牛『京の肉~琥珀和牛~』
京都府京丹後市に位置する株式会社丹後王国ブルワリーが、地域商社としての大きな一歩を踏み出しました。11月1日(金曜日)から、ビール粕を飼料に使用した新しいブランド和牛『京の肉~琥珀和牛~』が提供されることになりました。この取り組みは、再利用可能な資源の活用と地域の産業振興を目的としています。
環境への配慮と食品ロスの削減
政府の食品ロス削減の取り組みが進む中、2023年度の事業系食品ロス量は291万トンと報告されています。これは、2000年度の547万トンと比較して、大幅な減少が見られますが、さらなる削減が望まれています。
丹後王国ブルワリーでは、地域の特産品のマーケティングや開発を進めており、地元で収穫された農産物を最大限に活用しています。新たに発表された和牛ブランドは、ビール製造過程で生じるビール粕の約36トンを飼料として利用し、食品残渣の有効活用を目指しています。
和牛『京の肉~琥珀和牛~』の特徴
提供が開始される『京の肉~琥珀和牛~』は、京都府産の黒毛和種です。ビール粕は食物繊維に富んでおり、アミノ酸バランスも優れています。牛に与えることで、嗜好性が高まり、これにより飼料摂取量が増加、結果としてしっかりとした発育が促され、良質な和牛が生産されるのです。
地域活性化の取り組み
丹後王国ブルワリーは、この新ブランド和牛の販売を通じて、地域特産品の開発を進め、地域経済の活性化を目指しています。京丹後市や京都府のふるさと納税のほか、国内外の飲食店やホテルでの提供も視野に入れています。このような取り組みを通じて、地域の農業を支援し、持続可能な発展を実現していくことが期待されています。
今後の展望
丹後王国ブルワリーは、食品ロス削減に寄与するとともに、地域の特色を生かした特産品のブランド化を進め、国内外への販路拡大に取り組#を行っていきます。この新しい和牛は、環境に優しい持続可能な農業にもつながる新たな試みと言えるでしょう。
興味のある方はぜひ、京丹後市の丹後王国ブルワリーにお問い合わせください。電話は0772-65-4193です。
この新たな和牛の誕生を通じて、地域の魅力を再発見し、また美味しい食体験へとつなげていきたいですね。