Blue Prism株式会社が描く2025年の展望
新年明けましておめでとうございます。2025年の始まりに際し、Blue Prism株式会社は、皆様への感謝の意を表し、本年も一層の飛躍に向けた取り組みをお伝えします。
昨年2024年を「インテリジェントオートメーション元年」として位置づけ、私たちはビジネスプロセス全体の自動化(BPA)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、そしてローコードアプリの統合に加え、生成AIとの融合に挑戦しました。これにより、効率化や生産性向上だけでなく、日本企業の未来に向けた新たな可能性を模索しています。実際、この取り組みはGartner社によってBOAT(ビジネスオーケストレーションとオートメーションテクノロジー)として定義され、将来的なトレンドとなることが期待されています。
数社のパートナー企業と共に、この変革に挑戦した結果、従来は人間の判断が不可欠とされていた業務でも自動化を進め、高いレベルでの生産性向上とコスト削減を実現しました。この成功事例は、単に効率性を追求するだけでなく、少子高齢化が進む日本社会において、労働力不足に対する有効な解決策として期待されています。
私たちの技術が広がりを見せたことは、日本のデジタル変革の歴史的な転換点を迎えていることを証明しています。この道のりを共にしてきたことに、深い誇りを感じています。しかし、この成功をもって私たちの挑戦は終了ではありません。
現在、日本の企業は生産年齢人口の減少やグローバル競争、地政学的リスクなど厳しいビジネス環境に直面しています。だからこそ、私たちは生成AIとインテリジェントオートメーションをさらに進化させ、日本企業が未来を切り拓くための鍵を提供することを使命としています。
2025年は私たちの3年間の計画の最終年です。これに伴い、以下の3つの重点領域に焦点を当てた取り組みを進めていきます。
- - 生成AIとインテリジェントオートメーションの統合深化
より高度な判断や創造的な業務にも対応する自動化ソリューションの提供
- - 業界毎のインテリジェントオートメーションの拡充
各業界に特化した具体的な自動化事例の提供
クラウド型低コストソリューションの普及で、すべての企業の変革を推進
生成AIとインテリジェントオートメーションがもたらす未来の可能性は、カーボンニュートラルや社会的包摂といった社会問題の解決に寄与するだけでなく、人々の生活と働き方を豊かにし、誰もが充実した時間を持つことを可能にするものです。
私たちBlue Prismは、2025年も日本企業の真のデジタル変革パートナーとして、皆様と共に新たな価値の創造に挑戦し続けます。変わりゆく未来に向けて、進化し続ける力を信じ、全力を尽くしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Blue Prism株式会社
SS&C Blue Prism 日本法人 社長
長谷 太志
※ BPA(Business Process Automation: ビジネス・プロセス・オートメーション)は、ビジネスプロセスをテクノロジーを用いて効率的に自動化することを指します。