薬機法改正で問われる、かぜ薬の正しい使い方と生活者の意識
2026年5月1日、改正薬機法の施行により「指定濫用防止医薬品」のシステムが導入されました。この法律は、特に若年層における市販薬のオーバードーズ防止を目的としたものです。これを受けて、生活者のかぜ薬の使い方に関する意識がどのように変わったのかを探るために、大正製薬はアンケート調査を実施しました。
法改正の背景
薬機法改正の目的は、若年層のオーバードーズの問題を解決することです。これにより、18歳未満が「指定濫用防止医薬品」を購入する際、小容量の製品を1個のみ購入できるという制限が設けられました。また、購入理由などの確認が義務化され、顧客が持つべき意識も変わることが期待されています。
調査結果の概要
アンケート調査によると、62%の人が法改正に関して知識があり、さらにその中の約60%がかぜ薬を購入する前から認識していたと答えました。しかし、指定成分に対する認知は約30%と低いことが示されています。この法改正を通じて、「正しいかぜ薬の使い方を考えるきっかけになった」との回答は71%に達しました。
生活者の意識と行動
重要なのは、かぜ薬を正しく使うための意識です。アンケートでは、93.1%の人が用法・用量を守って正しく使うように心がけていると回答しました。このことから、法改正が生活者にとって非常に大きな影響を及ぼしていることが伺えます。
購入時の体験
法改正後にかぜ薬を購入した際、良かったと感じた点と困った点についても調査されました。38.4%の人は、薬剤師からの説明が充実したと感じた一方で、27.6%が購入時の待ち時間の増加や複数個の購入制限を不便だと認識していました。例えば、ある消費者は、普段から用法・用量を守っているため、複数の症状に対応する薬をまとめて購入したかったが、制限に直面したことで困惑したと述べています。
正しいかぜ薬の使い方
かぜ薬を正しく使うためには、パッケージや添付文書をよく読み、用法・用量、成分、効能、注意事項を把握することが重要です。これからも適正使用についての意識を高め、安心して市販薬を利用できる環境を整えることが大切です。
まとめ
大正製薬は、引き続きOTC医薬品の適正使用に向けた情報提供や利用者の理解促進に取り組むことを宣言しています。生活者が自らの健康管理をしっかり行うための一助となることを目指しています。
調査概要
- - 調査主体:大正製薬株式会社
- - 調査方法:株式会社ジャストシステムの「Fastask」を使用したインターネットリサーチ
- - 調査期間:2026年6月4日~7日
- - 調査対象:全国の20~69歳男女の中で、2026年5月1日以降に指定濫用防止医薬品を購入した人
- - 有効回答数:2,254人