ゼロワンブースターキャピタル、シード期スタートアップ投資の新ファンドを設立

新たな挑戦を支えるファンド誕生

2025年5月1日、東京都千代田区に本社を置く株式会社ゼロワンブースターキャピタルが、「ゼロワンブースター2号投資事業有限責任組合」を設立し、シード期スタートアップへの投資活動を開始しました。これは、同社にとって2つ目のベンチャーファンドであり、さらなる起業家の挑戦を後押しするための重要な土台になることが期待されています。

ファンドの目的と背景

新しいファンドは、優秀な起業家たちとの共創を目指し、社会に変革をもたらすための強い支援基盤をりんざいすることを狙っています。ギャップを克服し、独自の発想で社会問題を解決する企業への出資を通じて、より広範な価値創造を実現することが主な目標です。

既存の「ゼロワンブースター1号投資事業有限責任組合」からの継続的な出資者に加え、新たに参画したLP（リミテッド・パートナー）出資者による広範な資金調達が行われています。これにより、ファンドの運営はさらに幅を広げていく見込です。

LP出資者の期待

ファンドの参加者である瀧澤泰盛氏（株式会社オズ・インターナショナル代表取締役）は、「当社は医療分野での新たな価値創造に努めており、このファンドを通じてスタートアップの成長を支援し、自らも学びながら未来を共に切り開けることに期待しています」と語っています。

また、新田洋太朗氏（日本海ガス絆ホールディングス株式会社代表取締役社長）は、「スタートアップが解決する社会課題は多岐にわたり、01Booster Capitalの取り組みは日本経済の再興に寄与する重要な要素だと信じています」と述べ、同ファンドが持つ潜在的な影響力を強調しています。

一方、渡辺圭祐氏（渡辺パイプ株式会社代表取締役社長）は、「ファンドのビジョンに深く共鳴し、次世代のスタートアップの成長を支援する機会を大いに期待しています」と話し、出資の意義を強調します。

1号ファンドの成果

ゼロワンブースターキャピタルは、2022年に設立された1号ファンドを通じて、23社への出資を行ってきました。このファンドでは、特に「事業会社・研究機関からのスピンオフやカーブアウト」に注力しており、近年はスピンオフ企業への出資も積極的に進めています。これに対し、新設された2号ファンドはその成功を基に、さらなる進展を目指しています。

また、「SPINX」というプログラムを通じて、事業会社に眠る才能を発掘する取り組みが始まります。これにより、スタートアップ市場に新しい風を吹き込み、挑戦を後押しすることが期待されています。