漁船お届けプロジェクト、伊豆大島から被災地へ愛を届ける
ポップロックバンド「ナナカラット」の女性ボーカルAsamiさんが立ち上げた「漁船お届けプロジェクト」。この取り組みは、東日本大震災の津波で多くの漁船が流され、未だに被災地では漁船が不足している状況を受けて始まりました。彼女は自らの歌だけではなく、実際に何かできることがあるのではないかと考えていました。
Asamiさんは、ニコニコ生放送の中で「被災地に漁船を届けたい!」という熱い思いをリスナーたちに伝えました。そこで、彼女は物々交換のアイデアを思いつき、シングルCDから始めることにしたのです。その後、彼女はさまざまなアイテムを交換しながら、最終的には漁船を手に入れることを目指しました。
漁船を求めて
生放送の視聴者たちは最初こそ懐疑的でしたが、やがて彼女の志に賛同する人々が現れ、様々なアイテムが出品されるようになりました。例えば、あるリスナーは自分のMAC BOOK AIRを出品し、さらに別のリスナーはこれをダイヤモンドのネックレスに交換したいと声を上げました。このようにして、漁船を届けるプロジェクトが具体化していきました。
次第にAsamiさんと仲間たちは、伊豆大島に住む漁船所有者と出会い、「被災者に漁船をお届け」するための橋渡しを行うこととなりました。彼らは実際に島に足を運び、自らの情熱を説明すると、漁船を提供したいという思いを受けました。これにより、「夢のカケラ」として始まったプロジェクトが、現実の形を帯びていったのです。
提供される漁船の詳細
プロジェクトで提供される漁船は、総トン数4.7トン、全長14メートル、エンジンはキャタピラー製で、速力は23ノット。航行区域は小型兼用船で、定員は12名です。また、古野電気製のレーダーやGPS漁探、漁業無線が装備されており、非常に実用的なものとなっています。
現在、このプロジェクトでは漁船を必要としている方を引き続き募集中です。Asamiさんの取り組みは、多くの人々に希望を与える素晴らしいものだといえるでしょう。
公式サイトと問い合わせ先
このプロジェクトに興味がある方は、以下の公式サイトをご覧ください。
イノセントミュージック
〒151-0053
東京都渋谷区代々木1-55-14-603
TEL 03-6279-4633
FAX 03-6279-4632
担当: 池田
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