子どもでも扱える新プログラミング言語「KidsScript」2.0登場！

「KidsScript」新バージョンの登場

子ども向けのプログラミング言語「KidsScript」が、バージョン2.0ににたどりつきました。この新たなバージョンでは、電子工作に対応し、特に人気のあるマイコン「ESP32」に直接コーディングできる機能が追加されました。これは、プログラミング教育の流れがますます重要視される中、子どもたちが実際に手を動かしながら学べる貴重な機会となります。

ESP32とは何か

ESP32はEspressif Systems社によって開発されたマイコンで、2016年に登場以来、Wi-FiやBluetoothの通信機能を備えたArduino互換のハードウェアとして世界中で人気を博しています。ただ、これまでのところ、低年齢向けの開発環境はほとんど存在しておらず、子どもたちにとってはなかなかアクセスできないものでした。

KidsScriptの特徴

「KidsScript」は2016年にベータ版を公開し、2021年にはWeb版とモバイル版が登場しました。このプログラミング環境は、JavaScriptに似たテキスト言語を視覚的なブロックとして操作できるため、初心者でも直感的に学んでいけることが特徴です。今まで以上に使いやすくなったKidsScript 2.0で、子どもたちは段階的にプログラミングスキルを磨いていくことができるでしょう。

ESP32の利用方法

新しいバージョンのKidsScriptでは、ESP32に特別な「KidsScriptファームウェア」を一度パソコンを使って書き込むことで、その後はKidsScriptアプリから直接ESP32にコードを書くことが可能になります。また、初心者向けの豊富なサンプルも用意されているため、初めての電子工作にも挑戦しやすくなっています。さらに、上級者向けの高度なコマンドにも対応しており、様々なユーザー層に対応した内容となっています。