業務効率化の新時代
2025-02-05 15:25:40

AI導入で業務効率を大幅改善!山下製作所が進化を遂げる

AI導入で業務効率を劇的に改善!山下製作所



精密部品加工を手がける株式会社山下製作所が、株式会社New Innovationsが提供するAIを活用したクラウド図面管理システム『図面バンク』を導入しました。この新たなシステムにより、作業の迅速化だけでなく、業務の標準化やリスク軽減も期待されています。

背景と導入の経緯



山下製作所は創業以来、約50年間にわたり紙の図面で管理を行っていましたが、必要な情報を探すために時間を要し、保管スペースにも困っていました。特に過去に導入したデジタルツールは、データ化作業が煩雑で使いづらく、十分に活用されていなかったのです。

そのため、業務効率を向上させるための新たなシステムを模索しており、操作が簡単で、費用面でも町工場において不安のない水準のシステムとして『図面バンク』を選定しました。

導入後の変化



1. 業務効率化
導入後の最大の成果は、月間で最大45時間の業務効率化です。AIによる類似図面検索機能が搭載されており、これにより、1件あたりの図面検索にかかる時間が大幅に短縮されました。以前は5〜30分を要していた作業が、数分で完了するようになったのです。これにより、見積書作成時には月に約100件の図面を扱うため、全体で大きな時間削減に繋がっています。

2. 業務の標準化とリスク軽減
導入前は、紙図面を個々に手作業で整理していました。担当者によってファイリング方法の違いからバラつきも生じていましたが、『図面バンク』の導入によって、作業の標準化が進み、ファイリングにかかる時間の大幅な削減が実現しました。加えて、紙図面による紛失や破損のリスクも大きく軽減されました。結果として、見積もり作成に必要な基準の脱属人化も期待されます。

図面バンクのイメージ

『図面バンク』とは



『図面バンク』は、製造業向けに特化したクラウド図面管理システムで、図面と関連書類(見積書、技術文書など)をクラウドで管理します。AIを活用して、過去の図面から類似した形状を瞬時に検索可能で、事業者の書類管理の手間を削減します。これによって、業務効率化が進み、人件費の約4割削減が期待されます。月額料金は4.8万円からで、簡単にブラウザから利用可能です。

製造業の今と未来



日本の製造業は国のGDPの約20%を占めている重要な基幹産業ですが、労働生産性の低下が問題視されています。『図面バンク』を始めとした業務効率化ツールの導入は、生産性向上と競争力強化に寄与します。

New Innovationsの使命



New Innovationsは、「人類を前に進め、人々を幸せにする」という理念のもと、様々な業界に対してOMOソリューションの提供を行っています。今後も『図面バンク』を通じて、製造業の効率化をサポートしていくことでしょう。

代表取締役CEO兼CTO 中尾 渓人 プロフィール



中尾渓人氏は、14歳で世界大会に入賞した経歴を持ち、製造業の生産性向上に貢献する活動を続けています。そして、2023年には『Forbes 30 Under 30 Asia』に選出されるなど、その実績は広く認められています。

まとめ



山下製作所の『図面バンク』導入は、業務の効率化とリスク管理の新たなモデルケースとなり、今後の製造業界全体に良い影響を与えることでしょう。AIとクラウド技術が進化する中、さらなる業務改善が期待されます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社New Innovations
住所
東京都江東区豊洲6-4-34メブクス豊洲10F
電話番号
03-4405-3180

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。