NCSOFTが発表した2030年に向けた成長戦略
韓国の大手ゲーム開発会社、NCSOFT Corporationは、2026年3月12日に「2026 NC経営戦略懇談会」を開催しました。この会議では、同社が掲げる2030年の売上目標5兆ウォンと、未来の成長を牽引する「レガシーIP拡張」、「新規IP発掘」、「モバイルカジュアル事業」の三本柱戦略が発表されました。
成長戦略の三本柱
NCSOFTの共同代表、パク・ビョンムは、この2年を基盤整備期間に位置づけ、具体的な成長戦略を提示しました。具体的には、既存の人気IPをさらに強化しつつ、新たなIPを発掘する二重のアプローチを取り入れる計画です。これにより、安定した収益基盤の拡大を図ります。
レガシーIPの強化
NCSOFTは、長年にわたり展開してきた『リネージュ』や『ギルドウォーズ2』等のIPを活かしていく方針です。これらのゲームの運営体制を見直し、サービス地域を広げることで収益性を向上させる狙いがあります。スピンオフ新作ゲームの開発も計画され、ファンの期待を高めています。
新規IPの発掘
同社は、自社開発力を強化しながら、パブリッシング部門の拡大に努める「ツートラックラインアップ」を構築中です。これにより、MMORPGやシューティング、アクションRPGなど多彩なジャンルでの新作タイトルを既に確保しています。2025年以降のリリースを予定しており、期待が寄せられています。
モバイルカジュアル事業の強化
モバイルカジュアル分野は、NCSOFTが新たな成長エンジンとして選んだ重点領域です。これに伴い、2025年には新たにモバイルカジュアルセンターを設立し、開発、パブリッシング、データ分析などを統合した「モバイルカジュアルエコシステム」の構築を目指します。この新システムは、同社の強みを生かした高いデータ分析力と実行力を基に、事業の成功に向けたシナジーを生み出すことが期待されています。
2030年までの具体的目標
NCSOFTは、2030年の売上目標5兆ウォンの達成に向け、2026年度には売上2兆5,000億ウォンの営業利益を見込んでいます。この計画を実現するためには、各戦略の実行と成果の確認が不可避です。特に、モバイルカジュアル事業における5段階のプロセスを経て、予測可能なモデルの構築を進める姿勢が見て取れます。
今後の展望
さらに、NCSOFTはヨーロッパや東南アジアの開発スタジオとの提携を進め、エコシステムの中核を強化しています。これによって、ゲーム業界におけるグローバル競争力を高めることが期待されます。アネル・チェマンモバイルカジュアルセンター長は、ポートフォリオが増えることで持続的な成長が可能になると強調し、データに基づく意思決定の重要性を述べました。
NCSOFTの今後の成長戦略と新たな試みに注目が集まる中、その成果がどのように表れるか、ゲーム業界全体にとっても大注目の展開です。これからの活動に期待が寄せられています。
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※本内容は2026年3月12日のプレスリリースを元に作成されています。変更がある可能性がありますので、ご了承ください。