弁護士ドットコムがHubble社と資本業務提携を発表
弁護士ドットコム株式会社は、生成AIを活用した契約業務を効率化する「Hubble」を提供する株式会社Hubbleに対し、出資を行い資本業務提携を開始したことを発表しました。この提携により、法務領域でのさらなる成長が期待されています。
提携の背景と目的
弁護士ドットコムは「プロフェッショナル・テックで、次の常識をつくる。」をミッションとして掲げ、国内最大級の法律相談ポータルサイトや契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を中心に事業を展開してきました。今後の成長戦略の一環として、契約関連サービスやリーガルリサーチサービスを中心にしたLaaS(Legal as a Service)を推進しています。
この戦略には契約業務の効率化が重要な位置を占めており、そのためにはHubbleとの業務提携が欠かせないとされます。Hubble社は、法務と事業部門の連携を強化し、生産性を向上させるためのクラウドサービス「Hubble」を提供しています。契約書をAIが自動的に解析し、網羅的な契約データベースを構築する「Hubble mini」も人気です。
Hubble社の概要
Hubble社は2016年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。CEOの早川晋平氏、CTOの藤井克也氏、CLOの酒井智也氏が運営するこの会社は、テクノロジーを用いて手触りのある課題を解決し、働く人々の個性や創造力を引き出す未来を目指しています。
提携の経済的影響
今回の資本業務提携に関して、弁護士ドットコム側は業績への影響は軽微であると見ていますが、Hubbleとの連携により契約関連サービスの強化が図られることで、長期的にはポジティブな影響が期待されるとしています。
未来の展望
今後、弁護士ドットコムとHubbleが協力して進める「クラウドサイン カンリ」の提供が、契約業務の円滑化や効率化に寄与することが見込まれています。また、社員や企業の生産性向上に向けて、両社はさらなる革新やサービスの展開を進めていくことでしょう。
この提携によって得られる新たなサービスや機能には大きな期待が寄せられています。法務領域に特化したプロダクト群の展開が進むことで、より多くの企業や個人がその恩恵を受けることになるでしょう。
弁護士ドットコムは今後もこのような技術革新を通じて、法務業界の常識を変えていくことを目指しています。Hubble社との協業が実を結ぶ日を楽しみにしているユーザーも多いのではないでしょうか。