唾液で解決!
2025-01-14 15:51:46

唾液で歯周病リスクをスクリーニングする新検査法「PERIO SIGNAL」が登場

唾液で気軽に歯周病リスクを評価する新しい検査法



有明医療研究所株式会社が2025年2月から導入する「PERIO SIGNAL」は、唾液を用いた非侵襲的な歯周病スクリーニング検査サービスです。この新しい検査法は、患者に対する負担を軽減し、簡便かつ迅速に歯周病リスクの評価を行うことを目的としています。

歯周病の背景と必要性


歯周病は、糖尿病や心血管疾患、さらには誤嚥性肺炎とも関わりが深いことが知られています。そのため、早期の発見と治療が重要ですが、従来の検査法は患者にとって負担が大きく、定期的に受診することが難しいという課題があります。特に、歯周ポケットの深さ測定や出血の有無を確認する従来の方法は、歯科医師の技量に依存しており、忙しい診療現場では時間もかかってしまいます。

「PERIO SIGNAL」の特長


「PERIO SIGNAL」は、診察時に患者がガムを咀嚼することで唾液を得て、それを分析することで歯周病のリスクを評価します。具体的には、以下の2つのバイオマーカーを測定します。

1. 唾液中ヘモグロビン(Hb)濃度 - 血液由来のヘモグロビンを検出し、炎症の状態を評価します。
2. 唾液中乳酸脱水素酵素(LDH)濃度 - 歯周組織の破壊を示す酵素を測定し、病気の進行度を示します。

検査は、得られたデータをもとに3段階にリスクを評価します。
  • - 低リスク:定期的なケアを推奨
  • - 中リスク:詳細な検査を検討
  • - 高リスク:専門的な診断と治療を要請

クラウドでの結果管理


「PERIO SIGNAL」の検査結果は、クラウド型プラットフォーム「mellec」を通じて管理され、リアルタイムでの確認が可能です。これにより、歯科医院は過去の検査履歴を一元管理し、効率的な診療が実現します。

導入のメリット


歯科医院にとって「PERIO SIGNAL」の導入は、初期費用や定期的な固定費用が不要で、実施に応じた従量課金制です。これにより、余分な資金負担を抑えつつ、最新の検査を導入しやすい環境が整っています。患者にとっても、痛みのない簡単な検査であり、定期的な歯周病リスク評価が可能になるため、予防的なアプローチが実現できます。

セミナーの開催


今後、導入を希望する歯科医院向けにセミナーも定期的に行う予定で、専門の講師が「PERIO SIGNAL」の有効性や診療方針について詳しく解説します。参加を希望する場合は、事前に申し込みをする必要があります。

有明医療研究所について


有明医療研究所株式会社は、医療機器や体外診断用医薬品の製造販売を行う企業で、最新の技術を駆使し、医療現場に新しいサービスを提供しています。詳細な情報や導入に関するお問い合わせは、公式ウェブサイトをご覧ください。問い合わせはEmailでの連絡も可能です。


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会社情報

会社名
有明医療研究所株式会社
住所
東京都江東区有明3-5-7TOC有明ウエストタワー 7階
電話番号
050-1746-7799

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