栗山米菓が推進する新しい福利厚生制度
新潟県新潟市に本社を構える株式会社栗山米菓は、人気の米菓ブランド「ばかうけ」を展開し、多数の商品を製造・販売しています。2023年、同社は社員とその家族の生活をより良くすることを目的に、福利厚生制度を拡充しました。その名も「バリンの働く女性応援パッケージ」と「ボリンのイクメン応援パッケージ」です。この取り組みは、育児や更年期支援をはじめとする多様なニーズに対応し、全てのライフステージをサポートするものとなっています。
福利厚生の必要性
日本社会における少子高齢化が進む中、企業は従業員の多様な働き方やライフイベントに応じた制度の整備が求められています。特に、出産、育児、介護、不妊治療、更年期といったライフサイクルにおける支援が、企業の持続的な成長と従業員のエンゲージメント向上に寄与するとされています。栗山米菓は、このような社会的背景を背景に、誰もが安心して長く働ける職場作りを進めています。
「バリンの働く女性応援パッケージ」とは
この応援パッケージには、働く女性を支援するための特別休暇制度「エフ休暇」が含まれています。この休暇では、生理痛や月経前症候群(PMS)、さらには不妊治療や更年期障害による体調不良に対応するための休暇が設けられています。また、娘の出産のための有給休暇も新たに導入され、男性社員も取得可能です。さらに、婦人科検診の費用を全額会社が負担するなど、女性の健康管理を支援する取り組みも充実しています。育児や介護に関するサポートも長期にわたるライフステージに対し、包括的に考慮されています。
「ボリンのイクメン応援パッケージ」の概要
その名の通り、男性社員の育児参加を支援することを目的としたパッケージです。妻の出産のための特別休暇が設けられ、育児休業も十分に取れる環境を整えています。育児休業制度が利用されやすい社会を促進するため、上司や同僚とのコミュニケーションも重視されており、取得を支援する風土が醸成されています。さらに、男性も育児や家事の負担を共に負う姿勢が求められている中、テレワーク制度や専門家のオンライン相談の利用が可能となり、働きやすい環境を整備しています。
実際の利用者の声
実際にこの制度を利用した社員が描くストーリーは、家族との時間を大切にしたい思いが込められています。男性育休を取得した新井さんは、妻の出産に関して特別休暇を3日、育児休業を3か月取得しました。産後初期の大切な時期を一緒に過ごし、妻の負担を和らげることができたことに感謝しています。また、60代女性の富樫さんは、娘の出産のために新設された休暇制度を利用し、家族の絆を深める瞬間をとなえてくれました。
今後の展望
栗山米菓は今後も、すべての社員がより安心して責任を持てる職場環境を整え、性別や年齢、国籍に関わらず、すべての人々が家庭と仕事を両立できる社会を目指します。
会社概要
・社名:株式会社栗山米菓
・本社:新潟県新潟市北区新崎2661番地
・代表者:栗山 大河
・設立:1949年2月5日
・社員数:約750名
最後に
米菓業界のリーダーとして、栗山米菓は家庭にも仕事にも寄り添い、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。今後の成長が期待される企業です。