中小企業後継者向けイベント『アトツギ甲子園』が始動!
日本の中小企業や小規模事業者の後継者に向けて、新しい挑戦の場が提供されることになりました。一般社団法人ベンチャー型事業承継が主催するピッチイベント『アトツギ甲子園』の第6回大会のエントリー受付が開始されました。このイベントは、既存の経営基盤を活かし、新たなビジネスアイデアを発表する機会を後継者に与えるものです。
大会の流れと目的
本大会は全国6つのブロックで地方予選を実施し、そこから選ばれた後継者たちが東京都で行われる決勝大会に進みます。今回の大会から新たに「イノベーション・環境局長賞」が設けられ、技術や新規性が際立つ優れた事業を表彰します。
さまざまな業界で活躍する審査委員も特徴の一つです。たとえば、コクヨ株式会社の黒田英邦社長や早稲田大学の杉田浩章教授などが名を連ね、出場者のアイデアに対する厳正な審査が行われます。特に、新たに任命された「アトツギ甲子園地域アンバサダー」が活動し、地域の後継者たちをサポートしていく取り組みも進められています。
エントリーの根拠と背景
アトツギ甲子園は、後継者が多く集まるイベントとなっています。これまでの参加の多くは他者からの紹介によるものであり、今後はその流れを促進するために地域アンバサダーが重要な役割を果たします。
これらのアンバサダーは過去の受賞者やファイナリストで構成され、地域でのセミナーやトークセッションなどを通じ、アトツギ甲子園の魅力を広げる活動を行います。2025年7月30日には、彼らへの任命式が行われ、中小企業庁長官の山下隆一氏から任命状が授与される予定です。
審査基準とエントリー条件
エントリー資格は39歳以下の中小企業や小規模事業者の後継予定者。親族以外の承継も対象で、エントリーはウェブサイトを通じて行います。地方予選を勝ち抜くことで、晴れて決勝大会に進むチャンスを掴むことができます。
今年度より新設された賞は、若手後継者たちの目標となることが期待されています。また、各部門での受賞者は、経済産業大臣賞や中小企業庁長官賞など、多様な特典も受けられる予定です。
次のステップへの鼓舞
経済の変化が激しい現代において、後継者には創造力が求められています。アトツギ甲子園は、そのような後継者たちが自分のアイデアを世界に発表する貴重な場を提供します。今年のイベントでは、参加者の挑戦を引き出し、より多くのビジネスの可能性を広げることが期待されています。
最後に
未来を担う後継者たちの挑戦が、日本の経済を活性化する一つの原動力になることを願っています。エントリーは既に開始されていますので、興味のある方は公式サイトをチェックしてみてください。