電動バイクの安全技術
2026-07-10 13:01:25

芝浦工業大学が開発した新技術で電動バイクを安全に操縦する方法とは

新しい電動バイクの操縦技術



芝浦工業大学が新たに開発した電動バイクの制御技術が注目を集めています。この技術の特徴は、運転者が自らの意図をリアルタイムで推定し、必要な時にのみ転倒を防ぐための支援を行うことです。

テクノロジーの背景


自動車分野では、自動運転技術や高度運転支援システム(ADAS)が導入されていますが、自転車や電動バイクなどの二輪車では特有の運動特性があるため、運転者の意図と転倒リスクを分けることが難しいのが現状です。従来の安定化制御システムでは、車体が傾くと自動的に姿勢を戻すため、運転者が意図的に旋回しようとした際にも制御が介入してしまうという課題がありました。これにより、運転者にとっては不自然な操縦感覚をあたえてしまうことがあったのです。

システムの仕組み


この新技術は、Steer-by-Wire(SBW)と呼ばれるシステムを利用しています。これは、ハンドルと前輪を電気信号で接続する技術であり、運転者がハンドルに与える力と、路面からの反作用力を分離して測定することが可能です。運転者の動作意図をより正確に把握することで、「曲がりたい」のか「不安定状態」にあるのかを切り分けられるのです。この結果、運転者が曲がろうとしている際には、システムが不要な介入を行わずに、安全な操縦を実現します。

また、運転中の速度や操舵角、車体の傾きといった情報を機械学習アルゴリズムに通じて処理することで、リアルタイムに運転状態を「直進」「旋回」「不安定状態」の三つに分類します。もし不安定と判断された場合にのみ、車体姿勢を正常化するための制御が介入する仕組みです。

研究の発表と今後の展望


この技術に関する研究結果は、国際学術誌「IEEE/ASME Transactions on Mechatronics」に掲載されました。今後は、さらに多様な走行環境に対応できるように改良を重ね、高齢者向けの電動アシスト自転車や配送用二輪モビリティ、自律移動ロボット等への応用も視野に入れています。

芝浦工業大学の教育と研究


芝浦工業大学は、リアルな教育と産学連携を特徴とする理工系大学です。2027年には創立100周年を迎え、アジアトップの工科系大学を目指して、教育や研究を進めていきます。

この新しい電動バイクの制御技術は、運転者の意図を理解しながらサポートする新たなアプローチで、より安全な未来の交通手段の実現に向けて期待されています。

会社情報

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芝浦工業大学
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